地域情報

琵琶湖南西部周辺の歴史にまつわる観光スポット3選


琵琶湖南西部周辺の歴史にまつわる観光スポット3選

琵琶湖周辺には魅力的な観光スポットがたくさんありますが、その中には歴史の授業で習ったことにゆかりのある観光スポットもたくさんあります。
ただ行くだけよりも、少し歴史の予備知識を持ってから訪れたほうがより観光を楽しめますよね。
そこで今回は「琵琶湖の観光スポット」+「中学校で習った歴史」として、観光スポットのご紹介だけでなく、そこにまつわる歴史も併せてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは以下の3つです。

1.比叡山延暦寺
2.瀬田の唐橋
3.石山寺
滋賀地図(比叡山延暦寺,瀬戸の唐橋,石山寺)

比叡山延暦寺

ゆかりのある歴史

1.天台宗・最澄

中学校で習う歴史では天台宗・最澄、真言宗・空海とセットになってよく出てきますね。誰もが勉強した記憶があると思います。

その天台宗の総本山が比叡山延暦寺です。開祖は最澄。最澄は19歳のときに比叡山にこもって修行をはじめ、延暦7年(788年)に比叡山を開きました。

鎌倉時代には「鎌倉新仏教」と言われる新しい宗派が生まれましたが、実はこれらはすべて天台宗から派生したものなのです。すべて中学校の歴史でよく出てきますね。
鎌倉新仏教 宗派

最澄は比叡山に今で言うところの「学校」をつくりました。その学校は最澄の没後も発展し、鎌倉新仏教へとつながっていきました。

2.織田信長の比叡山焼き討ち

1871年、織田信長は比叡山延暦寺を焼き討ちにしたと教科書には書いてあります。
最近ではウソだったという説まで登場しているようですが、その真偽はさておき、信長に敵対する浅井・朝倉両氏を比叡山がかくまっていたことから、全山焼き討ちをしたと言われています。
織田信長の比叡山焼き討ち【図】

みどころ

比叡山延暦寺は「東塔」「西塔」「横川」という3つのエリアに分かれています。

東塔エリア
比叡山延暦寺の本堂にあたる「根本中堂」のあるエリアです。他に「国宝殿」などもあり比叡山のメインエリアになります。
根本中堂 滋賀

西塔エリア 比叡山延暦寺の中で現存する最古の建築物である「釈迦堂」のあるエリアです。
釈迦堂 滋賀

この他にも最澄が祀られている霊廟である「浄土院」も西塔エリアにあります。
浄土院 滋賀

横川エリア
他の2エリアに比べると訪れる人も少なく規模も小さいのですが、朱塗りのきれいな「横川中堂」があります。
横川中堂 滋賀

さらにおみくじ発祥の地である「元三大師堂」もあります。
ここでのおみくじは自分でひくことはできず、お坊さんに代わりに引いてもらいます。お坊さんから元三大師に直接お伺いを立ていただけるそうで、おみくじの前には何を伺いたいか?を紙に書いてからおみくじを引くそうです。
おみくじ発祥の地だけあって内容が本格的ですね。
おみくじ発祥の地「元三大師堂」

エリア間の移動方法
各エリアはそれぞれ離れたところにあるので、車での移動がオススメです。
各エリアは「比叡山内シャトルバス」で移動することができます。(マイカーの場合、各エリアにある無料駐車場を利用できます。)

シャトルバス
○所要時間
東塔エリア⇔西塔エリアへの移動はシャトルバスで5分
東塔エリア⇔横川エリアへの移動はシャトルバスで15分
横川エリア⇔西塔エリアへの移動はシャトルバスで10分

○料金
比叡山1日フリー乗車券:800円

○時刻表
毎日30分間隔で運行(GWなどの繁忙期は別)
※冬期は運行がありません

アクセス
以下のサイトに詳しくまとめられています。

電車
http://www.hieizan.gr.jp/traffic/


http://www.hieizan.gr.jp/car/index.html

※車で行かれる方は比叡山~奥比叡縦走ドライブウェイのクーポンを以下のサイトから印刷できます。
http://www.hieizan-way.com/coupon.html

基本情報
比叡山延暦寺 基本情報

瀬田の唐橋

瀬戸の唐橋

ゆかりのある歴史

1.壬申の乱

壬申の乱とは、672年、天智天皇の死後に起こった後継者争いです。
この戦いは、天智天皇の弟・大海人皇子vs天智天皇の子・大友皇子との間で起こりました。その最終決戦の舞台が「瀬田の唐橋」でした。
瀬田の唐橋をはさんで、西側に大友軍、東側には大海人軍。最終的には大海人皇子が勝利し、天武天皇となりました。

2.承久の乱

承久の乱とは、後鳥羽上皇が鎌倉幕府に対して兵を挙げて敗れた反乱のことです。後鳥羽上皇が討幕の兵を挙げると、これに対して幕府側はすぐさま呼応しました。
源頼朝の妻・北条政子は御家人に対して頼朝以来の恩を説き、わずか 3日後には準備を整えて20万の大軍を京都へ送りました。
幕府軍は京都へ攻め入られる前に、宇治と瀬田で防衛ラインをしきます。この瀬田での防衛ラインが敷かれたのが「瀬田の唐橋」です。

この他にも瀬田の唐橋は「建武の新政」「本能寺の変」などさまざまな戦乱において伝記にその名が登場します。
古来より「唐橋を制する者は天下を制す」と言われました。当時、東海道から京都へ向かうためには瀬田川を渡らなければならず、瀬田の唐橋は京都の最終防衛ラインとなっていたためです。

3.「急がば回れ」の由来

「急がば回れ」ということわざを耳にしたことがあると思いますが、実はこの「瀬田の唐橋」が由来となっています。
室町時代の連歌師・宗長が、

もののふの矢橋(やばせ)の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋

と詠んだことが由来です。
 昔は東海道から京都へ向かうのに、瀬田の唐橋を通るルートしかありませんでしたが、実は船便では10キロ程度近道になるルートがありました。
しかし、その船便のルートは、比叡山から吹き下ろす強風でしばしば運行中止となることがありました。
このことから、遠回りでも瀬田の唐橋を通るルートの方が着実だという意味から「急がば回れ」の歌が詠まれたというわけです。

みどころ
安藤広重が描いた、近江八景「瀬田の夕照」にも選ばれているとおり、夕方がキレイです。
空気の澄んだ日には近江富士(三上山)を背景に唐橋を眺めることもできます。
瀬戸の唐橋 夕陽

アクセス
電車
JR琵琶湖線「石山駅」で京阪電車に乗り換え。京阪・石山坂本線「唐橋前駅」下車徒歩5分です。
京都駅から電車を乗り継いでも、30分程度で到着します。


大阪・京都方面からは名神「瀬田西IC」から約1km(約3分)
東京・名古屋方面からは名神「瀬田東IC」から約3km(約10分)

基本情報
瀬戸の唐橋 基本情報

石山寺

ゆかりのある歴史

1.紫式部と源氏物語

紫式部が石山寺へ参籠した際に、本堂の一室で『源氏物語』の着想を得たという伝説が残っています。
源氏の間 滋賀

紫式部は十五夜の月が瀬田川に映る美しい景色を見て、「今宵は十五夜なりけりと思し出でて、殿上の御遊恋ひしく・・・」と書き綴っていきました。
これは源氏物語の「須磨の巻」に組み込まれています。

2.松尾芭蕉

松尾芭蕉はたびたび石山寺を仮の住まいとして多くの句を残しています。そのため石山寺の境内には「芭蕉庵」と呼ばれる建物があり、松尾芭蕉ゆかりの茶室とされています。

芭蕉が石山で詠んだ一句がこちらです。

石山の 石にたばしる 霰(あられ)かな
芭蕉の句碑 滋賀

これは石山という地名の由来ともなった「硅灰石」に霰(あられ)が降り注いで飛び散る様子を詠んだものとされています。
硅灰石 滋賀

みどころ
石山寺は「花の寺」としても有名で、季節ごとにさまざまな花を楽しむことができます。

2〜3月

石山寺 梅園

3〜4月

石山寺 桜

4月〜5月
ツツジ
石山寺 ツツジ

6月
はなあやめ
石山寺 はなあやめ

11月
モミジ・カエデ
石山寺 紅葉

アクセス
電車・バス
JR琵琶湖線「石山駅」で京阪電車に乗り換え。京阪・石山坂本線「石山寺駅」下車徒歩約15分です。
石山寺駅から歩くのには少し距離があるので、オススメは石山駅から京阪バスで「石山寺山門前」下車です。
昼間の時間帯であれば、10分に1本ぐらいバスが出ています。

料金:210円(平成28年3月24日現在)
所要時間:8分
バスの行き先:以下の表のとおりです。
石山寺 アクセス

京阪バス時刻表
https://www.keihanbus.jp/local/timetable.php?stop_cd=0900


大阪・京都方面からは名神「瀬田西IC」から約2.2km(約7分)
もしくは
京滋バイパス「石山IC」から約1km(約3分)

東京・名古屋方面からは名神「「瀬田東IC」から約3km(約6分)

駐車料金:600円

基本情報
石山寺 基本情報

まとめ

琵琶湖周辺の歴史にまつわる観光スポットを3つご紹介しました。
その場所にまつわる歴史を知ってからその地を訪れると、より深い楽しみ方ができるのではないでしょうか。
琵琶湖周辺には色々な観光名所がありますが、歴史探訪ツアーも琵琶湖観光を楽しむのにオススメです。

Top
無料体験
資料請求