親子関係の悩み

思春期の男子の特徴ってどんなのですか?


思春期の男子の特徴ってどんなのですか?

思春期

■思春期の男子の特徴ってどんなのですか?

子どもの年齢が10代になると、いろいろな変化がでてきて戸惑うことも多いでしょう。
その変化とは、いわゆる思春期です。そこで、思春期ならではの特徴と、それに対する子どもへの接し方をご紹介していきます。
今回は、中学生ごろの男子に焦点を当てていきます。

■思春期には年代に応じて4つの段階があります。

思春期段階思春期には年代に応じた段階があります。
一般的に4つの段階に分けられますので、まずはそれをご紹介します。

①前思春期(小学校高学年ごろ)

背が急に伸び始めたり、女の子の場合は初潮が始まる時期です。
個人によりますが、親を目障りに感じ出したり、干渉されることを嫌がるようになります。親離れ現象を見せるようになります。

思春期初期(中学生ごろ)

身体的な変化が急激に表れます。例えば、声変わりや精通などが始まります。
それと同時に、その変化への戸惑いや不安もでてきます。「自分」というものを見つめ直す時期です。
体の変化と心の変化に同時にさらされることになり、言葉にできないような苦しさや葛藤に苛まれることもあります。親や学校の先生など、身近な大人に対して不信感が募ることもあります。

思春期中期(高校生ごろ)

 親からの独立心がより強くなり、親以外の人物が理想的対象として、心の中で重要な位置を占めるようになります。
例えば、異性への愛情です。また、文学、哲学、芸術や文化により強い興味を示すようになります。自分らしさを模索する時期です。

思春期後期(高校卒業ごろ)

模索していた自己のアイデンティティを確立しようとする時期です。

今回、取り上げる段階は、『②思春期初期(中学生ごろ)』になります。

■どんな特徴がありますか?

悩んでいる少年①反抗的になる。

②親から距離を置く

③精神的に不安定になる

④外見を気にする

①反抗的になる

中学生になったら、急に口をきかなくなった。そんなことありませんか?

何か聞いても、「うるさい」「別に」など、そっけなくなったり、何も言わないことも珍しくなくなります。

それまで素直に親の言うことを聞いたり、何でも話してくれていたのに、別人のようになってしまう。
その変化に、どのように接して良いか分からなくなる方も少なくないのではないでしょうか。(その対処法については後ほど説明します。)

②親から距離を置く

反抗的になることから、親から距離を置くようになります。いわゆる、親離れです。 人間として自立するための第一歩とも言えます。

③精神的に不安定になる

イライラしやすくなる、と言い換えてもよいです。原因は色々あります。

(例)

・身体的な変化から、自分自身に対する戸惑いや不安が生まれる。

・他人との違いを意識するようになり、比較をするようになる。

⇒それにより、コンプレックスが生まれる場合もある。

・自分が本当は取りたい行動と、違う行動を取らないといけないことが増える。

⇒大人になれば当たり前ですが、何でも自分が思うがまま、できる訳ではありません。
学校は毎日、決まった時間に登校・下校しなければいけませんし、たとえ勉強したくなくても授業がありますし、テストもあります。

人間関係でいえば、集団の中で協調していくためには、周りに合わせていくことも必要です。頭の中で、やらないといけないと分かってはいても、体が言うことを聞かないことが増えます。
それが辛くてイライラし、精神的に不安定になります。

④外見を気にする

個人差はあっても、男の子として「かっこよくなりたい」願望が強くなります。
単純に、女の子からモテたいという願望です。小学校までは、親が買ってきた服なら何でも着ていたのに、嫌がるようになった。髪型を気にしたり、茶髪にすることに興味を持ったりします。

■親はどのように接すればいいですか?

親が大丈夫といいきかせている姿①イライラしている時に話さない

②親の価値観を押し付けない

③上から目線でモノを言わない

④思春期(反抗期)だからといって、放っておかない

⑤やってはいけないことは、きちんとダメと言う

⑥「ほめる」ことを忘れない

⑦「ほめる」ところがない?

⑧「ほめる」と「おだてる」は違う

①イライラしている時に話さない

「精神的に不安定になる」≒「イライラしやすくなる」ことは既に述べました。

そういった状況の時に限って、親として叱りたくなるようなことが起こったりします。

例えば、家でダラダラし過ぎているので、「勉強しなさい」と強く言う。それに対して子どもは、「うるせえ」と言い返す。それにカッとなった親が、さらに強く叱る。

覚えておいた方が良いことは、カッとなっている時に、何を言っても無駄だということです。これは、大人でも同じことなので、イメージしやすいと思います。
頭に血が上っている時に何か言っても、頭に入るはずがありません。口論になるだけです。

なので、イライラが収まった後に、冷静になって話しましょう。

②親の価値観を押し付けない

思春期は、「自分」というものを見つめ直す時期です。自分づくり、自分探しに思索し、悩み葛藤します。
そんな悩みや不安を抱えている子どもに、一方的に価値観を押し付けて、容易に受け入れられるはずがありません。

接し方としては、解決策を一緒に見つけてあげるような声の掛け方をしましょう。

「お母さんはこう思うよ」「お父さんは、こんな経験してきたよ」、といった具合です。

③上から目線でモノを言わない

価値観を押し付けないということからの繋がりですが、子どもは間違いなく拒否反応を示します。
無意識にそういった言い方になる可能性がありますので、あくまで子どもと目線を合わせて、意識しながら話しましょう。

④思春期(反抗期)だからといって、放っておかない

何を言っても反抗する。だから刺激しないように、あえて何も言わず放っておく。または、腫れものに触るかのように接する。
このような態度は、更に子どもをイライラさせることになりかねません。「親は自分のことなど、どうでもよい」と思わせてしまうからです。 なので、声掛けは必ずしてあげてください。

⑤やってはいけないことは、きちんとダメと言う

当たり前のことですが、人を傷つけたり、迷惑をかける行為、校則違反やルール違反は、きちんと理由もつけて言いましょう。
上記の「放っておかない」ことにも繋がりますし、人間としてのしつけは絶対に必要です。

⑥「ほめる」ことを忘れない

ほめる繰り返しになりますが、思春期の子どもは、自分づくり、自分探しに思索し、悩み葛藤しています。
何が正しくて、何がいけないのか、右も左も分からないまま不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。

ほめるという行為は、言い換えれば、相手を認めることです。
それは、思春期の子どもに進むべき道を指し示す光ともなりえます。

例えば、部活で毎日一生懸命練習し、試合で良い結果を残したとします。
それを、しっかりと周りの人間がほめて認めてあげることで、自分に自信が持てるようになります。
また、「努力する」ことの重要性も認識することで、何事にも前向きに取り組むことができるようになってきます。

⑦「ほめる」ところがない?

ここで、「ほめるところなんて見つからない」

そう思った方はいませんか?

中学生の子どもを持つお母さんに、「ご家庭でほめることはありますか?」と質問しても、ほぼ「いいえ」という答えが返ってくるのが事実です。

極端な例を挙げると、仮に英語のテストの点数が1点上がったとします。

さてこの場合、あなたなら、ほめますか?

恐らく、「ほめない」という方が大多数だと思います。

そんな場合でも、ほめるポイントがどこかにあるかもしれません。

(例)

・答案用紙は、前のテストよりもしっかり埋めていた。

・英単語の問題だけ見れば、全問正解だった。(単語暗記の努力をしていた。)

・いつもよりも机に向かって勉強する姿勢が見られた。

・学校の提出物(宿題)はきちんと全部提出できた。

結果はもちろん大事ですが、それまでの過程もしっかり見てあげてください。

それにより、「自分のことをきちんと見てくれている」と分かってくれるはずです。

⑧「ほめる」と「おだてる」は違う

【ほめる】 すぐれている点を認め、それを良く言う。賞賛する。

【おだてる】 盛んにほめて得意にさせる。ほめてあおりたてる。

簡単に言えば、「おだてる」は単なるご機嫌取りです。その裏には、おだてて、自分の思い通りにさせようとする意図が見え隠れします。

子どもは繊細ですから、本心で言っていないことは、簡単に見破ります。ほめているつもりが、おだてていた。そうなると逆効果になりますので注意しましょう。

コツとしては、客観的に見て成長した部分をほめると良いです。

例えば、以前は机に向かって30分集中することも難しかったが、1時間しっかり取り組めた等、以前と比較して成長した部分をしっかりと見てあげましょう。

■まとめ

思春期は難しい時期ではありますが、同時に子どもが著しい成長を見せてくれる大切な時期です。
子ども一人で全て乗り越えられるものではありませんの。だからこそ身近な人のサポートが必要です。子どもの成長を見守りながら、適切な接し方を心がけましょう。

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