学習塾で集団塾と個別指導がありますが、その違いは?

塾選びのポイント

 

「学習塾である『集団塾』と『個別指導』は何が違う?」「どっちを選ぶべきか分からない」

 

などと、塾選びにおいて“集団塾”と“個別指導”の違いが分からず、どちらを選ぶべきか分からないという人は少なくありません。結論から言うと、集団塾と個別指導にははっきりとした違いがあります。そこで今回は、集団塾と個別指導の違いについてと、それぞれの指導形態について解説いたします。塾選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

 

【学習塾で集団塾と個別指導の違いは?】

学習塾で集団塾と個別指導がありますが、そこには明確な違いがあります。

集団塾は、生徒一人ひとりではなく、学校のように、講師が教壇に立ち、カリキュラムに沿って指導をする形態のことを指します。

 逆に個別指導は、生徒一人ひとりに対して、それぞれの学習進捗に合わせた指導を行う形態になります。

どちらを選ぶかは生徒の個性によりますので、選ばれるときに塾とよく相談することが大切です。
合わない方を選択すると生徒の能力を引き出すことができなくなります。

※塾選びは下記のコラムもご参考に↓

うちの子は個別指導塾に向いているの?

どう違う?中学生の塾選びのポイントは!?【令和2年8月更新】

まず簡単にまとめると以下のようになります。

集団塾と個別指導の比較表(項目別)

集団塾と個別指導の比較表(項目別)

このコラムでは集団塾と個別指導の違い、具体的な指導形態、料金の違いについて詳しく延べていきます。

【集団授業と個別指導の選択】

集団塾の多くは、基本的にプロの専門の講師が指導を行います。
学校での成績向上はもちろんですが、目標を入試に据えていることが多く、それに合わせてカリキュラムが組まれます。
積極的に授業に参加し、ついていくことができれば、飛躍的な学力アップの可能性が見込めます。
またクラスの環境面では、同じ目標を目指す者同士で勉強していくことになります。
競争心が身につき、切磋琢磨しながらやる気を高めていくことができます。

一方の個別指導では、個人に対して講師が直接指導を行います。
指導形態にもよりますが、集団授業よりも授業料が高くなります。
しかしその分、きめ細かく丁寧な指導を受けることができます。
集団塾では予め決められたカリキュラムに沿って進みます。
個別指導では個人に合わせたオーダー・メイドのカリキュラムで受講することができます。
つまり生徒の学習進度や、部活動や習い事などの都合にもあわせて授業を選択することができます。

まずは簡単にご紹介させていただきましたが、ではこれから塾を検討されている皆さんに質問です。

「集団塾」と「個別指導」、どちらを選択されますか?

そう、塾選びをする際には、まず初めに「集団塾」か「個別指導」のどちらかを選択することになります。
しかし、どちらを選べば良いか迷われる方も多いのではないでしょうか?
そこで、これから集団塾と個別指導の、それぞれの特徴をもう少し詳しくご紹介したいと思います。

【指導形態について】

まず初めに、指導形態からご説明しましょう。

集団塾では、一般的に講師一人に対して、10~30人程の生徒のクラス編成となります。
人数に幅がありますが、これは各塾の指導方針によって違ってきます。
人数に関しては、クラスをレベル別で分け、定員を定めていることが一般的です。
例えばAクラスとBクラスがあるとして、Aクラスは定員20名、Bクラスは定員30名といった具合です。
つまりこれは各塾に直接確認が必要な項目と言えますので、もし人数を気にされる場合は要注意です。

個別指導では、講師1人に対して、1人~4人程となります。
集団塾とは違い、講師1人に対しての生徒数を選択出来る場合があります。
3つに大別すると、「講師:生徒」が「1:1」「1:2」「1:3以上」となります。
なぜ分類したと言うと、個別指導の場合はこの生徒数によって、指導方法に大きな違いができるからです。

塾選びにおいて、集団塾と個別指導の違いを把握しておくことはもちろん重要です。
しかしそれと同じ程、個別指導の指導形態の違いを把握しておくことは非常に重要ですので、ここでご紹介させていただきます。

【個別指導の指導形態について】

まず「1:1」について。
講師が完全に個人につきっきりで指導できることが最大のメリットと言えます。
質問したい時はすぐに質問できますし、きめ細かく丁寧に徹底して指導することができます。
とにかく手取り足取り教えて欲しい生徒にはお勧めです。

次に「1:2」について。
我々個別指導メビウスはこの形式を採用しています。
授業は、解説・質問の時間と、問題演習による知識の定着を交互に行っていきます。
解説・質問を片方の生徒に行っている間、もう片方の生徒は問題演習をしていきます。
すぐに講師に答えを求めてしまうことも防げますので、自分で問題を解く力を養うことができます。

最後に「1:3以上」について。
個別指導という形態を取りながら、授業料を安く抑えられることがメリットと言えます。
集団塾よりも個別指導を希望しているが、費用がネックに…と困っている場合は、うってつけかもしれません。
また、ある程度の基礎学力のある生徒なら、苦手な分野だけを重点的に指導してもらい、どんどん演習量を重ねて学力アップを図ることができます。

【授業料の違い】

話を集団塾と個別指導の違いに戻しまして、授業料の違いです。
これは単純に、集団塾は比較的安価で、個別指導は高額になります。
料金設定は、各学習塾によって違いますので、資料を取り寄せて調べるか、直接問い合わせてみましょう。
目安として、一例ではありますが、寝屋川近郊で紹介しますと以下のようになります。

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料金比較表 ■集団塾(3科目受講の場合) 〇集団塾(1科目あたりの目安) ■個別指導(1科目あたりの授業料)

集団塾では、英語・数学・国語など複数科目でのセット受講が一般的ですので、3科目の場合の例をご紹介しました。
1科目あたりで計算すると、個別指導よりもやはり安価なことが分かります。

高校生の欄で斜線になっている箇所がありますが、高校生の受付をしていないためです。
これは集団塾、個別指導に関わらず、学習塾によって募集している学年に制限を設けている場合がありますので注意しましょう。

【カリキュラムの違い】

次にカリキュラムです。
集団塾では予め決められたカリキュラムに沿って進みます。
一方個別指導では個人に合わせたオーダー・メイドのカリキュラムで受講することが一般的です。

集団塾では、積極的に授業に参加し、ついていくことができれば、飛躍的な学力アップの可能性が見込めます。
一定のペースで計画的に授業を進めていきたい生徒に向いていると言えるでしょう。
逆に言えば、授業にしっかりとついていけるかどうかが重要となります。
授業は一定のペースで進んでいきますから、授業時間内に生徒1人ずつ、分からないところで全て質問に応じる、ということが困難です。
もちろん、カリキュラムは厳密で、成績向上のためにしっかり計画は立てられています。
過去の勉強内容がある程度理解できており、学習意欲も一定以上ある場合は、集団塾に向いている可能性があります。
入塾する前に入塾テストというものを設けている場合が多いので、そこで集団授業についていけるかどうか判断されるのが一般的です。  

逆に個別指導では、カリキュラムの柔軟性が高く、一人ひとりに合わせた科目の選択や変更が可能です。
まず苦手科目を克服したいという場合や、特定の科目だけ受講したいという場合は柔軟に対応が可能です。
部活動や習い事と両立したい場合も、曜日や授業時間を選ぶことができます。
例えば、サッカーのクラブチームに所属していて、休みが月曜日と木曜日しかないので、木曜日に授業を入れたい、といった様な要望にもご相談可能です。
また、元々勉強が遅れている場合、効率的な勉強の仕方が分からない、自分で計画を立てることが苦手な場合は、個別指導が向いている可能性があります。

【学習環境の違い】

集団塾は必然的に、学力や勉強への意欲をある程度持っている生徒が集まりやすい傾向にあります。
クラスでは、複数の仲間と学習していくことになります。
競争心が生まれやすく、それが勉強へのモチベーションを更に高めていく要因にもなりえます。

個別指導は講師1人に対して1人~数人ですから、質問もしやすい環境です。
授業で分からないところがそのままで、置いてきぼりを受ける心配がありません。
また、授業を休んでも、集団塾のように授業が先に進んでしまうこともありません。
振替や補講などでしっかりフォローしてもらえるので、他の習い事などと両立がしやすいです。

【どれくらい成績が伸びるの?】

雲を突き抜けた虹

塾に入ると、一体どれくらい成績が伸びるのか? 実例をご紹介させていただきますので、参考にしてみてください。

集団授業を受けたA君(中学二年生)
中一の冬から入塾
入塾前の成績 5教科の合計が320点
中二の秋 5教科の合計が440点

個別指導を受けたBさん(中学三年生)
中一の冬から入塾
入塾前の成績 5教科の合計が270点
中二の夏 5教科の合計が360点
中三の春 5教科の合計が390点

塾に入って、5科目の合計が+100点以上に伸びる生徒は実際にいます。
自分に合った塾選びが出来て、能力を十分に引き出すことが出来た良い例と言えます。
塾選び一つで、これだけの成果を発揮することも可能なのです。

【まとめ】

このように、集団塾と個別指導では特徴が大きく変わってきますので、塾選びは慎重に行うことが大切です。
ある程度学力があり、一定のカリキュラムに沿って、受験やテストに向けて学習を進めたいという場合は、集団塾が向いている可能性があります。
まずは苦手分野や科目を克服したい。部活動や習い事とも両立し、時間や日程も選びたい。
人数が多いと自分から質問しにくいので、質問しやすい環境で丁寧に指導して欲しい、といった場合は個別指導が向いている可能性があります。
また塾によっても特徴が違ってきますので、しっかりと塾に対する理解を深めた上で、塾選びをすることをお勧めします。

この記事の筆者

KEC個別指導メビウスwww.mebius-kobetsu.jp

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