『熟考する練習』

日常ブログ

こんにちは。個別指導塾メビウス高槻の上田です。

 

昨日中3のYさんが自習の時に天気の問題をしていたのですが、ある問題に苦戦していたようで、質問に来てく

れました。

 

―生徒が悩んでいた問題がこれです。―

 

Q.室温が25℃の部屋に金属のコップを置き、その中に水を入れて温度を測り、その後氷を入れていくと水温

が15℃になった時コップの表面がくもり始めました。この部屋の湿度は何%ですか。

(この問題には1㎥の空気が含むことのできる水蒸気の質量との関係を表したグラフがついていました。)

 

―以下生徒とのやり取りです。―

 

Y「公式は知ってるけど、水蒸気の量書いてないやん。温度しか書いてないからわからん」

私「じゃあ、一つずつ質問するね。書いてある温度、25℃ってどう使うかな?」

Y「室温やから…あぁ!公式の分母の『その気温での飽和水蒸気量』をグラフから見つけるのに使うんかな?」

私「いいね!じゃあ、もう一つの温度、15℃も何かに使うんやけど、わかる?」

Y「残ってるから、分子に関係する?」

私「いいね!分子に入れる『空気1㎥に含まれる水蒸気量』をグラフから見つけるのに使うねん」

Y「でも、なんで?」

私「15℃でくもり始めたってことは、そのくもりの正体は何かな?」

Y「水滴!そうか!水滴がつくってことは露点になったってことやから、15℃の時の水蒸気量を使うんや!」

私「いいね!」

 

自習で質問を受けていると、問題文を一方向からしか読んでいないことでわからなくなってしまっている、とい

う状況をよく目にします。どの科目においても、出されている問題には必ず答えがあるので、問題文の中には答

えを出すためのたくさんヒントがちりばめられています。自習で問題を解く時には、時間をかけてもよいので、

問題文に何が書かれているのかを、じっくりと考える練習もしてみてくださいね。

この記事の筆者

KEC個別指導メビウスwww.mebius-kobetsu.jp

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