講師が選ぶ「学生のうちに読んで欲しい本」|近代文学から話題の漫画までKEC個別指導メビウスが一挙調査

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KEC個別指導メビウス・KEC近畿予備校・KEC近畿教育学院で講師を務めるみなさんにご協力いただき、「学生のうちに読んで欲しい本」についてアンケート調査を実施しました!

小学生・中学生・高校生の学年別に「おすすめの本」を回答してもらいました。
「本を楽しんで読むコツ」「子どもが本を好きになるために必要なこと」についても答えていただきましたよ。

※近日「学科別のおすすめ書籍」の調査結果も発表しますのでお楽しみに!^^

小学校1・2年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『イソップ物語』(アイソーポス)
『よるくま(酒井駒子)』
『 わたしのワンピース(西巻茅子)』
『いもとようこさん著作の絵本』

オノマトペがたくさん出てくる絵本は、低学年の子どもの興味を引き付けます。まだまだ、絵本の読み聞かせをたくさんできるといいと思います。はらぺこあおむしなどの紙芝居や、大型絵本もとても喜んでくれます。

『どんなにきみがすきだかあててごらん』(サム・マクブラットニィ)
『ピッキーとポッキー』(嵐山光三郎)

ほのぼのして読みやすい。

『おおきなきがほしい』(佐藤さとる)

読書というよりも本に触れるという経験をするのにちょうどよい。「りすや小鳥がすみ、居心地のよい見晴らし台がある大きな木…。そんな木があったら登ってみたいとねがう、子どもの夢を描きます。」家に木が欲しいなぁと思わせる名作。

『じごくのそうべえ』(田島征彦)

個人的におもしろかったなぁ。実際にはない世界を想像する楽しさ、キャラクターの個性の楽しさ。知らない子どもには読んでほしい。

『これだけは知っておきたい こども図鑑』(多摩六都科学館 監修)

こども図鑑は学年問わず1冊あるとよい。ちょっと興味のあるところ、適当にめくった頁をパラパラと読むだけで楽しく知識が手に入る。

『よみとく10分シリーズ』(藤田のぼる)

各学年に合わせて編まれた学研のシリーズ。いろいろな作品があり興味が持ちやすい。漢字やルビの配慮もなされていて読みやすく、各学年の発達段階に応じているので「わからない」が少ない。

『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック)

わたし自身が子どものころに読んで印象に残っている作品です。主人公が同年代の男の子であることに加えて、描写も豊かで、幼稚園を卒業したての子どもたちがもっとも夢中になることのできる本のひとつではないかなと思います。

『野口英世の伝記』

読書をほとんどしなかった私が、読書感想文として母から与えられた本で、野口英世の生い立ちから医療の道に進んでいくことに感動し、涙した記憶があります。

『おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん』(トロル)

楽しいフォルムで目を引く。

『三匹のやぎのがらがらどん』(マーシャ・ブラウン)

コメントなし。

『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック)

母親に叱られた少年の冒険。結末がほほえましい。家族の絆と成長を感じられるため、読み聞かせとしても絵の美しさも味わえる。

『森のへなそうる』(渡辺茂雄)

遊びの疑似体験ができる。時の過ぎるのを忘れて親の目の届かないところで存分に遊ぶことは子どもの憧れ。子どもの気持ちを大いに満たす魅力がある。

『おーいおりてよ』(ジョン・バーニンガム)

家族で環境について考える端緒になる一冊。

小学校3・4年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『ペンギンシリーズ』(斉藤洋)

とてもかわいらしく、オノマトペも多用されていて、リズムよく読めます。低学年にもおすすめです。)

『晴れ時々シリーズ 』(矢玉四郎)

本の好きでない子ども(特に男子)にも読みやすいとおもいます。

『長谷川義史 さんの本』

特に、わがままおやすみシリーズ。文章も読みやすいですが、内容も、本当だったら面白いのにと思わせる作品です。

『かいけつゾロリ シリーズ』(原ゆたか)

読みやすくて、人気です。アニメの放送で知っている子もいるので、手に取りやすいのかもしれません。

『じゅげむ』(斎藤孝)

皆さんご存じの落語絵本ですが、面白いという興味から、落語という古典文学を知ることができます。

『なんでも魔女商会シリーズ』(あんびるやすこ)

お客様の注文を解決するために、奮闘するお話。可愛いので、女の子は大好きです。

『注文の多い料理店』(宮沢賢治)
『ぼくは王さま』(寺村輝夫)

そろそろ自我が出てくる頃にピッタリ。

『かあちゃん取扱説明書』(いとうみく)

かあちゃんのあつかい方をマスターしたら、おこづかいだって、おやつだって、ゲームだって、ぼくの思い通りになるかもしれない。

『みさき食堂へようこそ』(香坂直)

「友だちに『みかただよ』と伝えられなかったもえちゃん。幼いころ、おかあちゃんの最後のおにぎりを川に捨てられた豊三さん。そして、転校した先で心を閉ざしつづける林田さん」。同じクラスの女の子3人(+女の子のおじいちゃん)のそれぞれの視点で物語が語られ、「おはなしのおわりに」まで読み進めると三者のものの見方が一つにまとまります。

『これだけは知っておきたい こども図鑑』(大浜千尋)

こども図鑑は学年問わず1冊あるとよい。ちょっと興味のあるところ、適当にめくった頁をパラパラと読むだけで楽しく知識が手に入る。

『よみとく10分シリーズ』(藤田のぼる)

各学年に合わせて編まれた学研のシリーズ。いろいろな作品があり興味が持ちやすい。漢字やルビの配慮もなされていて読みやすく、各学年の発達段階に応じているので「わからない」が少ない。

『走れメロス』(太宰治)

新潮文庫から出版されている9つの物語の短編集です。文学的・芸術的に優れた文章を手軽に読むことができます。たとえ完全には理解できないとしても、この時期に一流の文章に触れておくという経験は、後学のためにも貴重です。短編集なので、(わたしもそうだったのですが)飽きっぽいタイプの子は好きなものだけを選んで読むのもよいでしょう。

『ズッコケ三人組シリーズ』(前川かずお・高橋信也)

とにかく読みやすく、表現がわかりやすく、読書感想文と言えば、このシリーズでした。内容は忘れているのですが、妻もこの世代で読んだ本の代表格です。

『チョコレート戦争』(大石真)

昔読んで面白かったから。

『セロ弾きのゴーシュ』(宮沢賢治)

コメントなし。

『モモ』(ミヒャエル・エンデ)

言わずと知れた名作で、「時間」について考えるきっかけとなる。ただ単に「時間は大切だ」というのではなく、普段あまり意識していない「時間」について、意識し考えることで、「自分」を見つめ考え直すことにつながる。

『5分後に意外な結末』シリーズ(学研)

今やどこの小学校の図書室にも置いているであろう人気シリーズで、「5分後」の名の通り短編でありオチがあり、かなり取っつきやすい。話のタイプも様々で飽きることなく一冊読み終えられると思うので、読書をはじめたいと考えている中学年の生徒にはおススメ。

『エルマーの冒険』(ルース・スタイルス・ガネット)

身近なものを機器を乗り切る武器に変える知恵、行動規範の底流に苦しむ他者を放っておかないことを据えることを学べる。

『海底2万マイル』(ジュール・ヴェルヌ)

SFの古典。近年出版された本ではマンガ調のイラストが入った物もあり、教科書に載るような物語が苦手な子どもにも取り組みやすい。

小学校5・6年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『光村ライブラリーの本』

教科書に載っていた作品が集められています。こどもたちに1度は触れておいてほしい作品です。

『宮沢賢治や、芥川龍之介の絵本』

絵本で読めば、文学作品も読みやすいですし、中学の教科書や、高校での文学史を習う際にも、親しみがわきます。

『給食番長』(よしながこうたく)

小学校での読み聞かせでもみんな大好きです。

『ドギーマギー動物学校』(姫川明月)

可愛らしいキャラクターで、読みやすいです。

『男子弁当部 シリーズ』(姫川明月)

男女問わず読みやすいです。

『動物と話せる少女リリアーネ のシリーズ』(タニヤ・シュテーブナー)

不思議な事件が起きるので、読んでいてドキドキとページをめくってしまいます。

『まほうの自動販売機』(やまだともこ)

身近な自動販売機の、不思議なお話でおもしろいです。

『銭天堂シリーズ』(廣嶋玲子)

こちらも、男女問わず読みやすいです。

『蜘蛛の糸』(芥川龍之介)
『シャーロック・ホームズの冒険』(アーサー・コナン・ドイル)

本格的な小説への第一歩として適当。論理的な思考力や探求心を養える。

『日本の笑い話 らくご絵巻』(もりたはじめ)

恐らく、現代の日本のお笑いの原点に触れることができ、英語にも興味を持てる本だと思います。中学・高校生になってからも改めて読むとまた違う発見がありそうです。

『ぼくらの七日間戦争』(宗田理)

古い人には宮沢りえが主演で映画化していたのを、最近の人ならアニメ映画を想起するのではないでしょうか。大人と子どもの端境にいる思春期を描いた名作。

『十五少年漂流記』(ジュール・ヴェルヌ)

無人島に漂流した少年達が力を合わせて生活していく様を描く。それぞれの考えや価値観が交錯し、人と同じ価値観、ぶつかる価値観、いろいろと考えさせられる名作。

『モモ』(ミヒャエル・エンデ)

人の話を聞くことにたけた少女のモモ。時間泥棒の灰色の男たち。「時間」とはなになのか、生きるとは?世界中で読み継がれている名作を是非読んでほしい。

『これだけは知っておきたい こども図鑑』(多摩六都科学館)

こども図鑑は学年問わず1冊あるとよい。ちょっと興味のあるところ、適当にめくった頁をパラパラと読むだけで楽しく知識が手に入る。

『よみとく10分シリーズ』(藤田のぼる)

各学年に合わせて編まれた学研のシリーズ。いろいろな作品があり興味が持ちやすい。漢字やルビの配慮もなされていて読みやすく、各学年の発達段階に応じているので「わからない」が少ない。

『二十四の瞳』(壺井栄)

幾度となく映像化もされている本作ですが、ぜひ小学校高学年の子どもたちには、卒業するまでに活字で読み味わってほしい一冊。日本が犯した史上最悪の過ちである太平洋戦争のもたらした悲劇を、時代に翻弄されていく1人の教師と12人の子どもたちの人間模様を中心に、庶民の視点から描きます。

『逃走中シリーズ』(小川彗)

フジテレビ系の番組でも放送されており、本は小学生が主役になっているため、娘が読み漁ってました。私は、テレビで見たことがある程度の知識しかありません。

『野口英世伝記』

障害を抱えながらも、立派な医師となった点。

『僕らの7日間戦争』(宗田理)

思春期前の大人と子どもの間の世界観がよく書かれている。

『精霊の守り人』(上橋菜穂子)

冒険ファンタジー小説 政治や権力争いなども書かれており大人でも夢中になれる作品

『片耳の大鹿』(椋鳩十)
『偽原始人』(井上ひさし)

1970年代の小学生を主人公としているが、様々な立場の人が感じている不条理や納得いかないことに、気づかせ、考えさせるきっかけとなる本。

『ナポレオン狂』(阿刀田高)

言わずと知れた短編の名作。短編で読書に慣れていない人でも読める分量で、キレのあるラストも「書かれていることの向こう側」を知るトレーニングになること間違いなし。私自身も小学生の時に読んだことから読書を始めるきっかけとなった作品。

『ぼくちゃんの戦争』(奥田継夫)

中1の国語の多くの教科書で「大人になれなかった妹」が扱われているが、時代背景がよく呑み込めていないように思う。この本では太平洋戦争が子どもの生活に及ぼした事象を知ることができ、時代を理解しやすい。同時にいじめなどの現代的なテーマも扱っており、生きている時代が個人の生活に及ぼす影響について考察できる。

『シートン動物記』(アーネスト・トンプソン・シートン)

自然と人間とのかかわりを学ぶ。教科書では「狼王ロボ」が扱われている。

小学生におすすめの漫画とその理由を教えてください。

『サバイバルシリーズ』(ゴムドリco. 文 / 韓 賢東 絵 )

学校の図書室や、図書館でもこどもたちに大人気です。漫画だから読みやすいですが、「知ってる?」と、人に話したくなる内容がたくさんで、ついついいろんなシリーズを読みたくなります。

『め組の大吾』(曽田正人)

夢を持って欲しいから。

『火の鳥 宇宙編』(手塚治虫)

怖い内容だが、子どもたちに生命の尊さや人間の愚かさを考えさせる作品。

『小学館版学習まんが少年少女日本の歴史』(小学館)

マンガなのでスラスラ読めるが日本史の全範囲を網羅。はまれば社会が好きになる。

『一休さん』

テレビアニメでも放送されており、一休さんのトンチが面白く、本もたくさん読みました。日本史を指導するうえで、役に立っています。

『銀河鉄道999』(松本零士)

想像力をかきたてる。

『Dr.STONE(ドクターストーン)』(原作:稲垣理一郎 / 作画:Boichi)

科学の力で未来を切り開いていく物語。アニメ化された作品。

『人気マンガ・アニメの怖い元ネタ』(鉄人文庫)

漫画そのものではないが、普段目にしている漫画、人気漫画には様々な「元ネタ」があり、その「はしり」の部分が紹介されている。この本をきっかけに、より深い世界に、一つでも興味を持ってもらうことを目的としています。

『マンガ日本史』
『マンガ世界史』
『マンガ三国志』

登場人物が画像でインプットできるので楽しく印象に残りやすい。

中学校1年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『天と地の方程式』(富安陽子 / 五十嵐大介)

読みやすいと思います。

『杜子春』(芥川龍之介)

「大切なこと」を感じられる作品だから。

『若き日の思い出』(武者小路実篤)

「人生には苦いこともある」ということがわかる。

『新 13歳のハローワーク』(村上龍)

朧げに将来について考えだす時期に英数国理社+副教科からつながる職業を紹介しているので将来について思いをはせることができる。

『夜の朝顔』(豊島ミホ)

小1~小6につれて心身共に成長していく女の子の物語。さわやかな文体で読みやすい。

『アンネの日記』(アンネ・フランク)

いまからおよそ80年ほど前、ちょうどみなさんと同じくらいの年齢の女の子アンネ・フランクが、みなさんとはまったく異なる生活を送った2年間の記録です。アンネの日記が終わったとき、普通の健康で活発な子どもだったアンネの人生もまた同時に幕をおろしました。その日記帳は、13歳の誕生日プレゼントでした。なぜそうなる必要があったのでしょうか。ひょっとするとまだ少し難しいかもしれませんが、いつか必ず思い出す日がきます。書いたのは同世代の女の子です。まさにいま読んでほしい本です。

『こまったさんシリーズ』(岡本 颯子 イラスト / 寺村 輝夫 著)

料理好きになるきっかけになりました。今は料理嫌いですが・・・。

『崩れる脳を抱きしめて』(知念みきひと)

コメントなし。

『僕らの7日間戦争』(宗田理)
『走れメロス』(太宰治)

コメントなし。

『ねえ君、不思議だと思いませんか』(池内了)

短めの詠みやすい文章ながら、現代を生きる「科学者」の基本姿勢が明示されている。高校入試・大学入試にも頻出の文献でもある。
※中学生全員におすすめ

『原稿用紙10枚を書く力』(齋藤孝)

「書く力」を身につけることで読書力がつくだけでなく考える訓練にもなる、との書評を見たが、まさにそのとおりで、思考につながる手順を示してくれている。ただ読むだけではなく、是非とも実践したい内容である。
※中学生全員におすすめ

『戯作三昧』(芥川龍之介)

創作に悩む芥川龍之介の中で数少ない明るい展望を記した作品で、特にクライマックスにある三つの教えは、小学生の時期と違って何かと悩みが多くなった中学生にとって、かなり効果的な言葉である。苦悩を経たうえでこの語に遭遇する経過を、読書によって体験すべきだと考える。
※中学生全員におすすめ

『崩れる脳を抱きしめて』(知念みきひと)

コメントなし。

『13歳のハローワーク』(村上龍)

将来の仕事のことが分かり自分で夢を見つけられるきっかけになる

『星の王子さま』(サン=テグジュペリ)

思春期に読めば王子様のセリフに反応できます。

中学校2年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『妖怪アパートシリーズ』

読みやすいなかにも、様々な心情の変化が描かれており、ぜひ読んでほしい作品です。私は10年ほど前、生徒が持って帰るの重い!と、急に貸してくれたのですが、一気読みしました。

『智恵子抄』(高村光太郎)

多感な時期に読んで欲しい詩集。

『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治)

友情の尊さ、自然の壮大さ、人生の意味を考えさせてくれる。空想力と柔軟な思考を養える。

『漫画 君たちはどう生きるか』(羽賀翔一)

吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』の漫画版。主人公のコペル君が科学や真理、生きるとはといった人の本源に思いをはせ成長していく。原著は古くなってしまったがマンガだとイメージがわきやすい。また、コペル君を導くおじさんからの手紙は活字のままなので読みごたえがある。受験までまだ時間があるこの学年に読んでほしい。

『斜陽』(太宰治)

言わずと知れた太宰治の名作。没落していく元貴族の生活が細かな心理描写と共に描かれている。

『変身』(フランツ・カフカ)

ある朝、目を覚ますと自分が虫になっていたとしたら、みなさんはどうするでしょうか。そんな不幸な目に遭ってしまうのが、この小説の主人公です。それも、何の前置きもなしに、物語はいきなりその場面から始まります。奇妙ですよね。でもこれは世界的に名作としてよく知られているものです。不思議ですね。読んでみると、その理由がわかるかもしれません。

『僕らの7日間戦争』(宗田理)
『シャーロックホームズの冒険』(マイケル・コックス)

コメントなし。

『ビートルズ学入門』(広田寛治)

言わずと知れたビートルズの結成から解散、その後を記した一冊。どの項目も見開き2ページで完結し、非常に読みやすい。もし本当に中学の科目に「ビートルズ史」というものがあれば、教科書にしたいくらいわかりやすいものになっている。多感な時期にいい音楽に親しんでもらえるきっかけになれば。

『播磨灘物語』(司馬遼太郎)

戦国時代から江戸時代にかけての様子が学べる。

中学校3年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『我が家は町の拝みやさん』(望月麻衣)

女子限定になるとはおもいますが、学校にいけなくなった女の子が様々な人に出会いながら、強い少女になっていくお話です。

『春と修羅』(宮沢賢治)

何度も読むことで意味の深さを理解していける作品だから。

『ツァラトゥストラはかく語りき』(フリードリヒ・ニーチェ)

青年期に差し掛かる頃にピッタリ。飛躍とは何か、自分とは何か考えるきっかけになる。

『ビギナーズクラシック日本の古典シリーズ』(角川ソフィア文庫)

中学校はもちろん高校で学ぶ作品が古文と現代語訳が併記で納められていて、わかりやすく、コラムも豊富。古典文学にとても親しみやすくなります。一年生、二年生にもお薦めです。

『読書する人だけがたどり着ける場所』(齋藤孝)

多作の齋藤孝氏だが、読書をするとはどういうことなのか。読書をすればどのようないいことがあるのかを説得力のある形で書いている。受験勉強が本格化する夏前に読みたい1冊。

『六番目の小夜子』(恩田陸)

恩田陸のデビュー作。小夜子にまつわる儀式に振り回されながらも少年少女は大人へと成長していく。

『せんせい。』(重松清)

ちょうど子どもから大人への階段をのぼり始めるこの時期。ここで少し足を止めてこれまでの人生を振り返ってみましょう。あまり意識したことはなかったけど、じつは多くの思い出のそばにいつも先生がいたということに驚きます。両親のつぎに身近な大人って先生だったんです。大人になるってどういうことなんだろう。まずは先生について考えることから始めてみるのはどうでしょうか。

『すべてがFになる』(森博嗣)

コメントなし。

『三国志』(陳寿)

国語の読解、古文漢文の練習にもつながる点。

『僕らの7日間戦争』(宗田理)
『十五少年漂流記』(ジュール・ヴェルヌ)

コメントなし。

『龍馬が行く』(司馬遼太郎)

幕末の歴史や志を持った人間の強さや熱意を感じれて、夢や希望を持てる本

『きみの友だち』(重松清)

小中学生の国語の小説問題に頻出される作家・重松清が友だちとは何かをテーマに綴る十篇からなる短編集。友人関係などに悩む時期ではあると思うので、そのような悩みに寄り添える一冊ではないかと思う。

『レ・ミゼラブル』(ヴィクトル・ユーゴー)

社会制度のもたらすものについて考察できる。

中学生におすすめの漫画とその理由を教えてください。

『動物のお医者さん』( 佐々木倫子)
『おたんこナース』(佐々木倫子
『獣医ドリトル』(夏緑原作・ちくやまきよし)
『いのちの器』(上原きみ子)
『コウノドリ』(鈴ノ木ユウ)
『37.5℃の涙』(椎名チカ)など

自分自身が普段からあまり意識していない世界を知ることができるから。

『岳』(石塚真一)

山の非日常の視点から、改めて毎日を振り返ることができるから。

『マンガ日本の古典全32巻』(中公文庫)

いろんな作品をいろんな漫画家さんのテイストで読めるのが面白いです。

『パレスメイヂ』(久世番子)

膨大な資料から明治天皇を女性にして漫画化。明治から大正にかけての時代考証や青年期の成長や恋の行方も必読。

『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)

映画化もされた古代ローマと日本の銭湯や温泉文化について学べる名作。浴場を専門とする設計技師ルシウスがタイムスリップをして日本にやってくる。入浴文化という共通項から古代ローマと現代日本を結びつける。

『ゴールデンカムイ』(野田サトル)

アイヌの金塊を中心に群やソ連解放同盟、さらには土方歳三一派までが戦っていく。アイヌ文化を丁寧に描いていると評判。

『ONE PIECE(ワンピース)』(尾田栄一郎)

コメントなし。

『本好きの下剋上』(香月美夜)

ライトノベル原作、アニメ化、漫画化されている作品。かなりの長編小説だがお話しひとつひとつに伏線がちりばめられており、夢中になって読める作品

『日出処の天子』(山岸涼子)

教科書での取り扱いがなくなるからこその「聖徳太子」の、英雄伝説ではない側面を知ることで、歴史認識を深めることができるのでは。

『マンガ日本史』
『マンガ世界史』
『マンガ三国志』
『マンガ偉人伝』

イメージがわきやすく歴史も興味が持てる。

『紙の砦』(手塚治虫)

わかりやすい反戦マンガなので。

『三国志』(横山光輝)

これで吉川英治に興味をもってくれれば。中学生も「泣いて馬謖を斬る」が理解できるかもしれない。

番外編

これといってシリーズにこだわりはありませんが、日本史の漫画はさまざまな人物のものをひととおり読んでみるとよいと思います。とくに隅の方に小さく書いてある注や解説までしっかりと読むことが大事です。勉強だと思って読む必要はありません。むしろそうしないでください。楽しく読んでいるうちに、いつの間にか歴史が好きになっているはずです。わたし自身は小学生のときに出会って好んで読んでいたのですが、ひょっとすると難しい場合もあるかもしれません。中学生であれば、多くの子がちゃんと理解しながら楽しめるでしょう。

『The Little House 』(Vieginza Lee Burton)

『ちいさなおうち』という表紙だけでも見たことある絵本だと思います。英語で読んでみてほしいのと、片付けの苦手な自分のような人に、なんとなく、断捨離についてを考える絵本だと思いました(笑)

高校1年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『ビジネス・ナンセンス辞典」(中島らも)

時代は少し違うけれど、働くことの意味を学べる作品だから。

『モルグ街の殺人』(エドガー・アラン・ポー)

推理とホラーが入り混じった作品として秀逸。 

『恋する伊勢物語』(俵万智)

なんでもありの恋愛カタログである伊勢物語…教科書の堅苦しさゼロです。

『わかりやすいはわかりにくい?』(鷲田清一)

多作鷲田清一氏の一冊。哲学的な思考法について平易な文と身近な例で開設されている。哲学と聞くと難色を示す高校生に読んでほしい。

『海の鳥・空の魚』(鷺沢萠)

収録されている20の短編は、どれも10ページほどの長さで、とても読みやすいです。普通の人々の何気ない日常が、作者のもつ独特の感性と繊細な文章によって鮮やかに描き出されます。一貫して平易な言葉で綴られるその作品のほぼすべてにおいてあらわれる、決してあからさまではないけれどもささやかな希望は、きっと、明日を生きるあなたに勇気を与えてくれるにちがいありません。

『「文」とは何か』(橋本陽介)

日本語の文の仕組みや構造をきちんと知っておくのにおすすめです。

『名画で読み解く ハプスブルク家12の物語』(中野京子)

美術史の本ですが、世界史についてもいろいろ学べます。

『虞美人草』(夏目漱石)

漱石の小説はストーリー展開が平坦なものが多いのですが、虞美人草は、坊ちゃん同様分かりやすいストーリーなので、漱石入門編として読んで頂きたいです。

『ショートショート・セレクション』(星新一)

作品が短く完結していて、しかも内容が面白いので初心者にオススメです。

『アレン中佐のサイン』(庄野英二)

コメントなし。

『TUGUMI』(吉本ばなな)

これは私にとっての生涯最高の一冊である。行ったことのない世界であるにも関わらず、なぜか登場人物たちを懐かしく感じ、自然とその世界に入り込んでいけるような気持ちになる。平和な世界で心を癒されたいときにじっくりと読みたい。

『新・大学でなにを学ぶか』(上田紀行)

高校入試を目的に1年間勉強を続けてきて志望校に合格、さて次に何をするか? 実は展望が明確でない学生が多い中で、あらためて将来を見つめるきっかけになる書物だと考えます。ここに答えはなくても、答えを探す第一歩にはなるはずです。

『吾輩は猫である』(夏目漱石)

誰もが知っている文豪の名著であるが、この年代ですでに完読したという人は実は少ない。高2『こころ』を読む前の入門書として、さらには中学生と違う少し大人っぽい観点に触れることから今までとは違う自我を形成できる、そんな意識とともに挑んでみるにふさわしい書物だと考えます。

『手紙屋蛍雪編』(喜多川泰)

勉強することの意味を見つめ直す本です。

『手紙屋』(喜多川泰)

働くことの意味を見つめ直す本です。

『株式会社タイムカプセル社』(喜多川泰)

再出発への勇気を与える書。

『作品賢者の書』
『スタートライン』
『君と会えたから』(喜多川泰)

コメントなし。

『夢をかなえるゾウ』(水野敦也)

楽しく読める自己啓発小説。

『嫌われる勇気』
『幸せになる勇気』(古賀史健 / 岸見一郎)

「アドラーの教え」自己啓発の源流。

『この世で一番の奇跡』
『この世で一番の贈り物』
『十二番目の天使』(オグ・マンディーノ)

子どもから大人まで自己啓発書として読みやすい。

高校2年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『硝子戸の中』(夏目漱石)

教科書で勉強する夏目漱石を別の角度から見ることが出来るから。

『大納言狐』(山本周五郎)

「世の中」とはそういうものかと、自分自身に対しても冷めた視点に立てる。

『愛する源氏物語』(俵万智)

歌人である俵万智さんの現代語訳の和歌が物語をわかりやすくしてくれているように思います。

『立志・苦学・出世 受験生の社会史』(竹内洋)

著者竹内洋は京大の名誉教授。本書では受験産業がどのように発展してきたのか、そして受験生はどうあったのかをあぶりだす。同著者の『学歴貴族の栄光と挫折』も近代以降の受験生をとらえており面白い。

『「空気」の研究』(山本七平著)

40年以上前の本だが、日本社会を支配する「空気」について述べた名著。

『会計の世界史』(田中靖浩著)

現在の会計制度がどういう風に成立してきたか、物語でわかる。

『野火』(大岡昇平)

作者のフィリピンにおける壮絶な戦争体験をもとに執筆された、日本近代文学における代表作。わたしは高校生のときにはじめてこの作品と出会い、大きな衝撃を受けました。もちろん今では戦争を題材にした映画やドラマなどはたくさんありますし、それらに進んで触れてみようとすることも十分に素晴らしいことです。しかし、せっかくの機会ですから、たんなる反戦小説としてのみならず、文学的にも評価の高いこの作品を通じて、自分の想像力を働かせて戦争について改めて考えてみるという経験にぜひ挑戦してみてください。

『たとえ世界が終わってもその先の日本を生きる君たちへ』(橋本治)

資本主義経済の終焉の確信。「資本主義の終わりとは?」「 その後を我々はどう生きるべきなのか?」を提言しています。”After 成長・拡大主義社会”を考えさせられます。

『女の一生 キクの場合』(遠藤周作)

コメントなし。

『ケインとアベル』(ジェフリー・アーチャー)

誇りある男の矜持とライバル同士の時を超えた友情に感動します。

『雲の墓標』(阿川弘之)

コメントなし。

『坂の上の雲』(司馬遼太郎)

明治初期の日本の国策と愛国心を持って必死に行動する若者に触発される可能性が高い。

『ビートルズのビジネス戦略』(武田知弘)

今なお語られる伝説のグループ・ビートルズの世界制覇はどのような「戦略」で成し遂げられたのかをビジネス的な目線で語られる。いい音楽であったとしても届け方を誤ればヒットはしない。大きなブレイクを果たすためにはどのような戦略を取ったのか。空前のヒットを飛ばしたがゆえに税金はどうなっていたのか。自身の将来設計にも役に立つ(?)かもしれない一冊。

『実存からの冒険』(西研)

本格的な哲学(主に現代思想)の解説入門書であるが、けしてとっつきにくいものではなく、むしろ高校2年生時期のあれこれと悩み多き時期において、一つの指針を示してくれる(かもしれない?)著作である。

高校3年生におすすめの本と「おすすめの理由」を教えてください。

『サーカス』(三島由紀夫)

ストーリーも素晴らしいが、比喩の表現が秀逸。

『ソクラテスの弁明』(プラトン)

紀元前399年。ソクラテスは訴えられ、処刑。これについて記した法廷弁論の再現という形をとっている対話篇。高3ならば、教養として読んでおいてよい著作。

『セクシィ古文』(田中圭一 / 田中貴子)

古典嫌いな人にこそお薦め。古典の世界は奥深いです…エロチックな話の方が実は多い?といえるかも。

『日本辺境論』(内田樹)

大学受験出題数圧倒的一位の内田樹氏の一冊。内田氏の著作はどれもうがったものの見方のようで鋭い洞察に裏打ちされ読むものを納得させる。大学受験対策としてもおすすめ。

『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)

ウイルスは生物か無生物か。ウイルスは増殖するという点から見れば生物だが幾何学上の構造をしている観点からは生物と言えない。「生きている」ということすら自明ではないことを生物学の観点から切り込む名作。

『フレップ倫理学』(柘植尚則)

これからみなさんは、進学するにせよ就職するにせよ、いまよりも圧倒的に自由度の高い新たな世界へと羽ばたいていきます。そこでは、これまでにはまったく経験もしたことのなかったようなさまざまな問題に出会うことでしょう。そんなときに重要な意味をもつのが、哲学や倫理学です。そこで、みなさんには高校生のうちにこの一冊を読んでおいてほしい。いくつかの代表的な倫理的問題について、わかりやすく丁寧に解説してあります。社会へ出る前に、思考の基礎を身につけておきましょう。

『現代思想の教科書』(石田英敬)

現代社会の枠組みや見取り図を知りたい人におすすめ。現代文の読解力も身に付きます。

『ペスト』(アルベールカミュ)

このコロナ禍に是非読んでおいてください。

『大河の一滴』(五木寛之)

評論の読解に有効な点。

『受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法』(池谷裕二)

もし学習する習慣を身に付けたいなら最新の脳科学の知見を知ってからでも遅くありません。

『燃えよ剣』(司馬遼太郎)
『沈まぬ太陽』
『運命の人』(山崎豊子)

人間の強さと弱さが良くわかり、使命感の大切さが伝わる感動がある。

『とんび』(重松清)

私がかなり大切にしている一冊である。不器用な親父・ヤスが世界で唯一の家族である息子・旭を周囲の助けを借りながら育てていく親子の物語。特に旭が大学受験をするエピソードは感涙必至。これを読む受験生の親御さんもきっとこの時のヤスと同じような気持ちでいるに違いない!受験勉強の息抜きにぜひ。

『バカの壁』(養老孟司)

題名は何かしら過激な印象も感じとれるが、実は「理解」についての考察を重ねた著書。丁寧かつ分かりやすい説明であるにもかかわらず、その内容はかなり深いところまで言及しており、さすがと言わざるを得ない。青年期に是非とも読んでおく書物。

『「考える」ための小論文』(西研 / 森下 育彦)

大学入試小論文の指導書の形態をとりながら、自分の頭の中の考えを整理し、それをいかに他者に伝えるか、ということを丁寧に説明している。自分自身のセルフコントロールとセルフプロデュースのきっかけを見出せる書物である。

高校生におすすめの漫画とその理由を教えてください。

『BLUE GIANT』(曽田正人)

努力することの大切さを感じられる作品だから。

『What is COVID-19?』(Alexis Roumanis)

Level① Reading Together、Level② Reading with help、Level③ Reading independently、Level④ Fuluent reader、
漫画ではなく、絵本ですが、、、
世界中で一番トレンディーに話題の内容ですが、そういうと、日本にこんなわかりやすい教科書チックな説明書はなかったよなあ、と思いながら、書店で思わず目を通してしまいました。レベル別なので、英語のお勉強にもなるかなと思うところです。

『本日もいとをかし枕草子』(小迎裕美子)

笑えます。でも、ちゃんと枕草子の世界観がわかります。おもしろくて役に立ちます。

『パレスメイヂ』(久世番子)

膨大な資料から明治天皇を女性にして漫画化。明治から大正にかけての時代考証や青年期の成長や恋の行方も必読。

『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)

映画化もされた古代ローマと日本の銭湯や温泉文化について学べる名作。浴場を専門とする設計技師ルシウスがタイムスリップをして日本にやってくる。入浴文化という共通項から古代ローマと現代日本を結びつける。

『ゴールデンカムイ』(野田サトル)

アイヌの金塊を中心に群やソ連解放同盟、さらには土方歳三一派までが戦っていく。アイヌ文化を丁寧に描いていると評判。

『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)

いまさらですが。

『セトウツミ』(此元和津也)

ドラマにもなりました。高校生二人が放課後ただしゃべるだけの漫画。

『あさきゆめみし』(大和和紀)

人物関係が複雑な『源氏物語』の内容を理解するのに、大変役立ちました。少女漫画のために、購入することが恥ずかしかった思い出があります。

『スラムダンク』(井上雄彦)

胸が熱くなるスポーツ漫画でありながら普遍的な名言にあふれています。「あきらめたらそこで試合終了だよ」など、心に残る台詞が名場面で出て来ます。最高潮の時点で物語を完結させているところも読者に爽やかな余韻を残して素晴らしいです。

『あさきゆめみし』(大和和紀)

余りにも有名な「源氏物語」の漫画版。他にも同じ狙いのものはあるが、作品のスケールと原作に対する忠実さはこれが一番。

『マンガ コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学の話』(タテノカズヒロ)

数学が楽しくなります!

本を楽しんで読むコツなどがあれば教えてください。

「保護者も一緒に楽しむことだとおもいます。小さいうちは、読み聞かせ。大きくなったら、お互いにおもしろかった本を紹介しあって、どこがよかったかを話します。」

「短編集などから読み始めて、読みやすいと思える作品に出会えたらその作者の別の作品などを読んでいけば楽しく読めるかと思います。」

「自分が今読みたい本を読むこと。義務や強制で読んでも頭には入りません。」

「読めない漢字などは流して読破重視」

「関心のあるジャンルやタイトルを、図書館や本屋さんや、ググってみたりで、まずはみつけることでしょうか。」

「・無理して読まない(まだ理解できないというのも立派な読書体験と知る)
・一冊を読み切ろうと気負わない(まずは手の付けられるところから出かまわない)
・いろんなところに本を置く(ちなみに私は寝室やトイレにもおいています)
・読んだ内容は人に話す(人に伝えるうちに内容が定着していく)」

「好きな分野から読み始める。」

「小説なら、日頃から人の気持ちになって物事を考える習慣をつけておくこと、説明文なら、日頃からさまざまな物事に対して興味や疑問をもつ習慣をつけておくこと、が本を楽しんで読めることにつながると思います。」

「私はいつも、複数の本のあいだの「つながり」や「相違点」を見つけるようにしています。」

「乱読と印象に残ったところに線を引いて読んでいます。強弱をつけることで、以前読んだ内容と似たものがが出てきた時に、線を引いた所と知識を繋げる読み方をしています。」

「本屋さん(または図書館)で5ページほど読んでみて、「この作者と気が合いそうだな。」と思ったら購入する(借りる)。購入後、「やっぱり飽きた」と思ったら、途中でやめる。「最後まで読まなきゃ!」と思うからなかなか本に手が出ないと思います。本好きは、本に手を伸ばすハードルが低いのたと思います。」

「全てを理解しようとするのではなく、興味のあることろだけ、きちんと読むようにすると、長続きします。」

「最初は面白い短編小説から入るといいです。小説は人間のあり方を描いています。感性を存分に使って文学の世界を楽しんでください。」

「タブレットやスマートホンでも読める電子書籍も多く出版されているので、そちらも試してほしいと思います」

「「楽しんで読むコツ」などを考えて読んでいては絶対に楽しくない。なんでもいいから「楽しいもの」を読めばいい。」

「興味のある分野の本を読む」

どうしたら子どもが本を好きになると思いますか。

「子どもだけに強要するのではなく、大人も本を手にしているところを見せます。本屋さんにも一緒に行って、おもしろそうな本を一緒に探します。うちの子どもたちは、私に教えるために、学校の図書の時間にもたくさんの本を借りてきたり、司書の先生のお薦め本を教えてくれたりしました。

子どもが小学生のときには、小学校に絵本の読み聞かせをしに行っていました。

高学年もみんな絵本が大好きです。読み聞かせも大好きです。絵本だから、簡単すぎだから、漫画だからなどと否定することなく、親も一緒に楽しめばいいとおもいます。そうすれば、子どもたちは自分が肯定されたという自信もつくとおもいます。」

「自分の感想を話さないこと」です。先にラベルを貼ってしまうと視点が狭くなってしまいます。自分の価値観や、自分のフィルターで読んで、深く印象に残るものがあればいつの間に好きになっていると思います。

「親が本を読む人間であること。読ませるのではなく読んでいる姿を見せる。身近なところに本を置いておく。本棚もないような家では子どもは本を読みません。」

「低学年のときの読み聞かせ(絵本でもよい)」

「大人が読書し続けることでしょうか。なかなか自分はできていません。」

「・親が本を読む(自分が読まないのに子どもに読めというのは横暴)
・教師が本を読む(同上)
・親子でビブリオバトル
・まず何より読書をしていたら褒める!」

「大人が本を読んでいる姿を見せる。大きい本屋や図書館に行く。」

「小さいうちから、親が積極的に読書をする姿を子どもに見せることが重要だと思います。」

「まず自分が興味のある分野の本をいろいろ読んでみましょう。その本の中に参考文献があれば、次にその中から何かを選んで読んでみましょう。それを何回も繰り返していけば、本と本の「つながり」や「相違点」に気づいたり、それを楽しめるようになります。」

「寝る前に読み聞かせるようにしていました。私よりも妻が上手に読み聞かせていました。」

「最初は薄いページ数のものからはじめ、読破した時の感動を与える。」

「親が一緒に読む。大人が本の話をする。感想を聞いてあげる。」

「子どもの発達段階に応じて適切な選書を支援してあげる必要があります。当たり前のことですが、これができていない現実があります。大人が本を読んでいないからです。」

「最近は原作がライトノベル、小説からアニメ化、漫画化されている作品も多いので、逆にアニメや漫画を読んだあとに、原作があれば薦めてあげるのも一考ではないでしょうか」

「様々な方面の書物に囲まれた環境に子どもを置いて、どのような興味に対しても対応できるようにする。あるいは、同じ空間にいながらも全く異なる書物をそれぞれが「勝手に」ただ読み耽る状況をつくる、その状況下に置く。」

「子どもに「本を読みなさい!」と言わないことが大事だと思います。」

「保護者も同じ本を読んで感想を言い合う。保護者が読書している姿を見せる」

「読ませようとしないでください。」

「良書を選んで家族の手の届くところに紙の本があること。
大人が読書する姿を見せること。
子どもには(0歳から10歳までは)読み聞かせをする。
文字を覚えたら、辞書の扱い方を教える。
子ども向け、ビジネス向けの辞書、広辞苑は常備しておく。」


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個別指導塾 KEC個別指導メビウスでは、生徒の持つ「やる気」の可能性を最大限に引き出すことを「個別指導の使命」と考え、すべての生徒が「やればできる」という自信を持つことができるように、生徒一人ひとりと「とことん」最後まで向き合い、最高・最良のタイミングでの「ほめる」を日々徹底しています。

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この記事の筆者

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