【人生の終わり】失敗しない高校選びのために気をつけるべき7つのポイント

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失敗しない高校選びのために、気をつけるべき7つのポイント

「高校選びに失敗した」
「あの時、もっと考えておけばよかった」

これまで1000人近くの生徒と接してきましたが、このような声をちらほら耳にすることがあります。教えてきた身として、こうした声を聞くのはとても残念です。そこで今回は、実際に塾のご面談でお伝えさせていただいてる内容を基に「失敗しない高校選び」の要点を7つにまとめてみました。高校選びに悩んでいる方、迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.高校に入って何がしたいか?

目の前の受験のことばかりを考えてしまいますが、受験が終われば3年間通うことになります。
「今の実力で勉強しなくてもいけるから」「制服がかわいいから」といった安易な考えで高校を選んではいけません。
保護者の方は無意識のうちに「偏差値」へ目が向きがちですが、これも慎重に考える必要があります。
高校を卒業すればさらにその先に選択肢はいっぱい広がっています。
目の前の選択肢だけにとらわれず、長い目で見たときに高校時代に何をしたいのか?という視点で考えてみてください。

  • 大学進学を目指して勉強を頑張りたい
  • 部活で全国大会を目指したい
  • 興味のある分野で専門知識を身につけたい
  • 社会にでたときに役立つ資格を取りたい
  • 一生モノの友だちをつくりたい

勉強、部活、生活面などいろんな方向性があっていいと思います。
高校生活は一度きりですので、後から振り返ったときに後悔のないように、まずは高校で実現したいことをハッキリさせておきましょう。

2.自分で決める、決めさせる

高校選びは本人にとって、人生の進路を選択する初めての経験です。
こうした経験を前にすると多くの中学生が戸惑ってしまい「なかなか決められない」といったことが起こります。
周囲は焦る一方なのですが、ここはグッと我慢して最終的には「本人が自分で決める」ということがとても大切です。

高校に行くと環境がガラッと変わります。学校の雰囲気、学習内容、人間関係などさまざまな変化があるはずです。
楽しいこともいっぱいありますが、時には「しんどいなぁ」と思うことも出てきます。
自分で高校を選んでいないと、
「こんな高校行かなければよかった。楽しくないのはこんな高校に行けと言った親のせいだ。」
といった具合に、 周囲の人のせいにしてしまい、困難を乗り越えていくエネルギーが生まれてきません。
場合によっては「高校をやめる」と言い出しかねません。

主体的に高校生活を過ごし、困難を乗り越えていくためにも、高校選びは「本人が自分で決める」ことが重要です。

3.情報の集め方

「自分で決めることは大切です!」と言っても、本人からすれば「どうやって高校を選んだら良いのかが分からない」かもしれません。
そんなときに高校選びの参考情報を得る方法をいくつか挙げておきます。

高校の比較サイトを見る

いくつかの高校を比較して見ることができるので、まずここからチェックするのがオススメです。
気になる高校をまとめて資料請求したり、口コミを見たりすることができます。

JS日本の学校 高校情報
みんなの高校情報

学校のHPを見る

気になる高校が見つかったらその学校のホームページを見てみましょう。
進路情報、カリキュラム、選択コース、部活動、年間行事など、写真付きで紹介されていたりします。より詳しい情報が得られます。

高校説明会へ行く

詳細は「4.オープンスクール、学校説明会へ行く」をお読みください。

塾の先生に聞いてみる

塾にはその高校に通っている先輩がいることもあります。
塾の先生は、その先輩から「この部活は厳しいけど月曜日はオフだ」とか「あの行事は準備が大変だけど、本番は感動する」といった「生の声」を聞いていたりします。
塾に通われている方は、一度塾の先生に聞いてみることをオススメします。

※メビウスにも様々な高校へ進学した先輩がいます!ぜひ教室で聞いてみて下さい。⇒受講生の声

4.オープンスクール、学校説明会へ行く

夏休み頃から学校説明会などのイベントがあります。こうしたイベントでは、「校風」「カリキュラム」「進学実績」「年間行事」などの紹介があります。
実際に校舎に入れたり、その学校の生徒が学校を紹介してくれたりするので、学校の雰囲気を感じることもできます。

実はこの「学校の雰囲気を感じること」は、失敗しない高校選びのためにとても重要です。
「偏差値」「授業料」といった数字だけで高校を選ぶと、本人の相性が合わなかったときに大失敗のもととなります。
学校の雰囲気や本人との相性といった、数字では表現できないものも考慮すべきです。
そのためには、高校一覧とにらめっこするだけではなく、ぜひ実際に足を運んでみてください。

高校説明会などのイベントに行くことで、受験生としての実感が生まれることも多いです。
「この高校に行きたい!」と感じられれば、急に勉強にやる気がでる子もいます。メリットが盛りだくさんです。

5.通学時間も考える

当たり前の話かもしれませんが、できるだけ通学時間は短い方が良いです。
想像してみてください。3年間毎日通うことになります。部活が終わってクタクタになったあと、家まで1時間半…。
帰ってからは宿題をしたり、つぎの日の予習が待っていたりします…。正直なところけっこうツラいですね。

通学時間を片道30分短縮できれば、1週間で5時間の余裕が生まれます。
その時間を勉強やリラックスする時間に使った方が、総合的に見ると生産的だったりします。
もちろん通学時間がかかっても「どうしてもここの学校がいい!」という場合はぜひ目指すべきです。
理想と現実のバランスをみて決めるのがベストということです。

意外に盲点となるのが、駅から学校までの距離です。
徒歩10分と書いていても、信号や踏切が多かったり、坂道だったりすると、もっと時間がかかる場合もあります。
学校説明会などのイベントに参加する際には、実際にかかる時間をチェックしておくと良いかもしれません。

6.私立高校を適当に選ばない

これは公立高校志望の方によくあるのですが、「どうせ私立高校には行かないから!」といって私立高校を適当に選んでしまいがちです。
しかし何が起こるか分からないのが受験です。当日急にお腹が痛くなったりして、自分の実力が十分に発揮できない場合も十分ありえます。
そうではなくても極度の緊張状態から「頭が真っ白になった…」という声もよく聞きます。
もしも第一希望の公立高校に行けなかったら私立高校に通うことになります。
こうしたケースも考慮して、私立高校を単なる「スベリ止め」として考えるのではなく、人生の選択肢の「第2プラン」としてしっかり考え、慎重に選ぶようにしましょう。

※私立高校入試に向けた対策もしっかりと!⇒私立高校入試の対策について教えてください。

7.最終的にはいつ決めるか?

都道府県によって入試システムが違うのであくまでも大阪府、滋賀県を中心とした一般論としてお伝えします。

※受験情報は以下のコラムも参考に

公立高校受験について教えてください!

大阪府立高校の入試制度について教えてください!

最終的に志望校を決める時期については、私立高校が12月、公立高校が1~2月となる場合が多いです。
中学3年生 入試までの流れ

11月~12月にかけて中学校では「進路相談」があります。
多くの場合、この「進路相談」の際に「私立高校は12月中に決めてください。」と言われます。
ですので、私立高校の場合は12月が最終決定の時期となります。

公立高校の場合は、そもそも入試が2回に分かれるので、決定する時期が2回あります。
「特別入学者選抜」「推薦選抜」「特色選抜」などは1月末~2月上旬にかけて行われます。
私立高校の入試と時期的にはほぼ変わらないので、私立高校と同じで12月中に最終的に決める場合がほとんどです。
「一般入学者選抜」「一般選抜」などに関しては3月の上旬~中旬にかけて行われます。
一般入学者選抜の出願は「私立高校」や「推薦選抜」の結果が出てからになりますので、その結果を見てから最終決定をすることになります。
時期的には2月の中旬~下旬となります。

ここで重要なことは最後の最後まであきらめないということです。
最後まで努力しつづけた生徒は入試の直前にグッと伸びてきます。
模試の結果が悪かったりすると「志望校を変えようかな・・・」と考えがちですが、最終決定の時期までは絶対に諦めずに努力を続けていきましょう!

まとめ

失敗しない高校選びについて特に注意したい7つのポイントをまとめてきました。
これまでの経験上、高校選びに失敗したという方は、一面だけを見て高校を選んでしまった方が多いように思います。
あらゆる角度から総合的に考えるのが失敗しない高校選びのコツです。
ぜひ上に挙げた7つのポイントを参考にしながら、自分とよく向き合って考えてみてください。

この記事の筆者

KEC個別指導メビウスwww.mebius-kobetsu.jp

メビウスは公立中学専門!「(1)学校の先取り学習」「(2)授業内容理解度を毎回チェック」「(3)テスト前に万全の体制を講師と一緒に整える」3つのステップで、1教科20点UP保証!90.6%の生徒さんが、1教科20点UPを達成!苦手教科をなくす指導から行い、学校の授業内容を確実に理解できる力を身につけ、「わかる!」を実感できるようにします。お子様の時期に最も必要な経験は「やればできる!」 という自信と実力を得ること。メビウスはお子さまたちへの、そんな経験の提供に宇宙一向き合います!

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