私立高校入試の対策方法について紹介!数学や社会のよく出る問題の見抜き方とは

受験情報

 

「私立高校を志望していて、入試対策が知りたい」「スベリ止めで受けるからには確実に受かりたい」

 

などと、私立高校を受けるからには入試対策を万全にしておきたいという人は多いでしょう。高校入試には大きく分けて私立高校入試・公立高校入試の2つがあります。私立高校入試は公立入試よりも前に行われるため、本人にとって初めての受験となる場合がほとんどです。そこで今回は、私立高校入試を受験するにあたって、どのような対策をすれば良いのかについて、徹底解説いたします。私立高校を受験する人は、ぜひ参考にしてください。

 

公立高校の入試についてはコチラのコラムをどうぞ⇒公立高校受験について教えてください!

私立高校入試問題の特徴は?

私立高校入試の最も大きな特徴は、問題傾向が毎年同じ場合が多い、という点です。
これ
は推測に過ぎませんが、私立高校の場合は先生の移動が極めて少なく、毎年同じ先生が入試問題を作成していると考えられます。そのため、入試問題の出題傾向が毎年同じになる場合が多いのです。

したがって、私立高校入試の場合は、入試問題の傾向をつかんで、その対策をすることが合格を勝ち取るための近道となります。
入試問題傾向のつかみ方と対策の仕方についてはこの記事の後半でご紹介します。

内申点は関係あるのですか?

私立高校入試では、ほとんどの場合、内申点は選考の基準とされていません。
私立高校入試はいわゆるスベリ止めとして受験するケースが多く、受験から数日以内に結果を出す必要があります。
数日中に合否を決定するためには、選考の材料をシンプルにしなければならないため、入試の点数だけを採用しているのかと思います。

ただし、一部では入試の選考基準とされている高校もあります。
例えば、滋賀県の比叡山高校の場合は、

学科試験成績( 教科・各100点満点)・調査書(90点)・面接(専願受験者および宗内生を希望する専・ 併願受験者)で総合判定します。
https://hieizan.ed.jp/hieizan-jh-hs/wp-content/uploads/sites/2/2019/11/2020ippanyoko.pdf

とされています。

調査書(90点)とされているのが内申点のことです。
90点満点となっていますが、これは通知表の最大45点(5段階評価×9科目=45点)を2倍した点数が、入試での得点に加算されることになります。
例えば、通知表がオール3の場合、内申点は3点×9科目=27点となります。
この27点を2倍して、27×2=54点が入試の判定のための点数として加点されるということです。

入試では1点の差で合否が分かれます。内申点が加味される高校の場合は、内申点で得点を稼いでおきたいところです。

公立高校受験は内申点がカギになる!?

どのような勉強方法が効果的ですか?

私立高校入試は公立高校入試のスベリ止めとして受験する場合が多いため、私立高校入試の対策に特化してすべてを注ぐわけにはいかない、というのが実情です。
公立高校の受験にもつながるような勉強の仕方が望ましいのかもしれません。
そもそも、ゴールはどこにあっても、基本的な勉強の仕方は同じです。できないところをできるようにする以外に点数アップは望めません。

受験勉強で時期別にやるべきこととは??

したがって、まずはできないところを見つけて、そこをひとつひとつ解決していくことが最大の私立高校入試の対策となります。
このことをまずはしっかりと肝に銘じておきましょう。

以上を踏まえた上で、以下では私立高校入試に特化した対策の仕方についてお伝えします。

私立高校入試に特化した対策の仕方

私立高校入試の対策の仕方としては、大きく分けて2ステップあります。

  1. 過去問題の傾向をつかむ
  2. 傾向に応じた対策をとる

冒頭にも述べたように、私立高校の場合は過去問題の傾向が一定の場合が多いため、その傾向を捉えることが特に重要になります。
傾向をつかむことができたら、その傾向に応じた対策をとります。

実際の私立高校として、比叡山高校を例として、過去問題から出題傾向のつかみ方と対策の仕方を見ていきましょう。

過去問題の傾向のつかみ方

まずは過去5年分の入試過去問題を入手しましょう。
通称「赤本」と呼ばれる問題集があり、過去5年分の入試過去問題が載っている本があります。これには解説も載っているためオススメです。

赤本を正しく使えば、受験直前まで点数が伸びる!

この赤本を入手したら、まずは上の記事を参考にしながら、過去5年分の問題をすべて解いてみてください。

過去5年分の問題を解くと、出題の傾向に気づくことができるハズです。
慣れるまでは難しいかもしれないので、3つのタイプを紹介します。必ずしもすべて当てはまるとは限りませんが、目安として参考にしてみてください。

1.解き方が同じ問題タイプ

もっとも気づきやすいのがこのタイプの問題傾向です。
次の2つの問題をご覧ください。

2014年度入試ex1

2012年度入試ex2

上の2つの問題は数字こそ違いますが、解き方が同じ問題です。どちらも円周角や中心角を使って解く問題です。
したがって、対策としては円周角や中心角の問題をたくさん解くこととなります。
このように、過去5年分を解くと、解き方が同じ問題が見つかるハズです。
もちろん過去5年のうち、すべての年で解き方が同じ問題が出るわけではありません。
過去5年のうち2回だけ解き方が同じ問題が出題されることも考えられるので、注意深く探してみてください。

2.出題されないタイプ

解き方が同じ問題タイプ以外にも出題傾向をとらえることができます。 それは、出題されないタイプです。
例えば、比叡山高校の場合は、国語において過去5年間は古文・漢文が出題されていません。
ということは、古文・漢文の対策をとる必要がないということです。語弊を恐れずに言えば、古文・漢文は勉強しなくてもよいのです。
これだけでも時間の節約につながり、受験勉強の効率アップにつながります。

3.出題の仕方が同じタイプ

上記2つのタイプにくらべて、少し気づきにくいのがこのタイプです。
それは、出題の仕方が同じタイプです。
次の3つの問題をご覧ください。

2015年度入試ex3

2014年度入試ex4

2013年度入試ex5

過去3年において、穴埋めの選択式問題が出題されています。
実際は1問だけではなく、4~5問の問題が出題されています。点数にして、約10点分がこの出題形式になります。

穴埋め問題の場合は、文法や単語の知識が問われる場合がほとんどです。そのため、対策としては文法をきっちりおさえておくことが大切になります。
さらに注意深く見てみると、2015年度と2013年度の問題では「接続詞」が問われています。
であれば「接続詞」の意味をすべて暗記しておくことが対策となるわけです。

まとめ

このようにして、過去5年分の問題を解いてみることで出題傾向が見えてくるはずです。
あとは、見えてきた傾向に応じた対策をとることで、入試においてしっかりとした得点力をつけることができます。
ただし、本文中でも強調してお伝えしましたが、そもそも勉強とは、できないところをできるようにすることです。
私立高校入試に特化した対策はあくまでも最後の仕上げであることを踏まえた上で、ぜひこの記事を参考にして私立高校入試の対策をしてください。

この記事の筆者

KEC個別指導メビウスwww.mebius-kobetsu.jp

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