勉強の仕方アドバイス

これで半年後も忘れない!受験で活かせる暗記のコツを伝授します。


これで半年後も忘れない!受験で活かせる暗記のコツを伝授します。

i1夏休みを過ぎるといよいよ受験シーズンの到来です。中学3年生は部活を引退すると受験に向けての勉強が本格的にスタートしますが、暗記についての悩みを毎年のように聞きます。
それは「今は覚えていてもしばらくしたら忘れてしまう」といった声です。

たしかに、9月に勉強した内容を入試本番の2月・3月まで覚えておくのは難しいことのように思うかもしれません。ですが、正しい暗記の仕方をすれば、半年後まで覚えておくことは可能です。
そこで、今回は高校受験に活かせるような、半年後も忘れないための暗記のコツをお伝えします。

半年後も忘れないためには強固な長期記憶にすることが重要

以前、効果的な暗記方法についての記事でも強調しましたが、暗記したことは長期記憶に残さなければ意味がありません。

いきなり長期記憶と言われてもよくわからないかもしれないので、簡単におさらいしておきます。

人間の脳の仕組みとして、

  • 感覚記憶 数秒の記憶
  • 短期記憶 数十秒〜数分の記憶
  • 長期記憶 数分〜一生忘れない記憶

といった3段階に分かれます。

今は覚えていてもしばらくしたら忘れてしまうのは、長期記憶として知識を蓄えられていないのかもしれません。
あるいは、長期記憶として覚えられていても、強固な記憶となっておらず、数日〜数週間するとあいまいになってしまう、といった程度の弱々しい長期記憶なのかもしれません。定期テストの場合はこれでもいいのかもしれませんが、受験においては、9月に勉強したことが2・3月になっても覚えていなければ役に立ちません。
受験勉強の暗記の場合は、半年たっても忘れない強固な長期記憶をつくっていく必要があるのです。

強固な長期記憶をつくる暗記のコツをお伝えする前に・・・

強固な長期記憶をつくらなければ、受験勉強としての暗記は意味がありません。ただ何となく暗記をしているだけでは、なかなか半年後まで覚えていることは難しいですよね。
どういう暗記の仕方をすれば長期記憶に残るのか?ということについて紹介する前に、まずは長期記憶に残らない暗記の仕方の悪い例を2つ見てみましょう。

絶対ダメ!!!長期記憶に残らない絶対×な暗記の仕方

暗記が苦手で、覚えたことはすぐに忘れてしまうタイプに共通していることがあります。それは暗記の意識が「その場しのぎ」になっている ことです。
例えば、単語の勉強をする際に、出てきた順番で覚えるといったケースです。これではせっかくの努力もムダになってしまいます。入試本番で覚えた順番のとおりに単語が出てくるはずがありません。

ただ、こうした覚え方は、本人としても自覚的にやっている場合があります。単語テストで再テストになるのが嫌だから、とりあえず順番で覚えて乗り切ろう、といった心理ですね。

これを受験勉強でやってしまうと、半年後まで覚えている可能性はほぼゼロです。絶対にやってはダメな覚え方と言えます。i2

ついやってしまいがちな暗記の仕方

暗記はそんなに苦手ではないけども、何日かすると忘れているタイプに多いのが、これから紹介する暗記の仕方です。

例えば、次のような問題があったとします。

ア〜オの中から、双子葉類をすべて選びなさい。
ア ソテツ
イ エンドウ
ウ アサガオ
エ サツキ
オ ユリ

この問題の答えはイ・ウ・エです。
この時、絶対にダメな「その場しのぎ」の覚え方は「イ・ウ・エ」で覚える、というやり方ですね。

では、「エンドウとアサガオとサツキは双子葉類なのか」と覚える。
この覚え方はいかがでしょうか?

一見すると良さそうなのですが、実はこれも△なのです。 なぜなら、この覚え方では半年後まで覚えていられるような、強固な長期記憶にはならないからです。

身近な例に置き換えると、例えば今日スーパーの特売チラシが入っていたとします。それを見て、

「あら、今日は卵とピーマンとじゃがいもが安いわ」

という情報を記憶したとします。

その記憶が半年後まで維持できているでしょうか?
おそらくスーパーに行って買い物をするまでは覚えていても、半年後までは覚えていないと思います。

これと同じで、「エンドウとアサガオとサツキは双子葉類なのか」という覚え方では、数日〜数週間は覚えられていても、半年後まで覚えている可能性はほぼゼロになってしまうのです。

この覚え方をしている生徒は、いたってマジメに暗記をしているつもりです。絶対にダメな暗記の仕方の場合は、本人が「ダメな覚え方をしている」ということに対して自覚的な場合もあるのですが、この暗記の仕方の場合は、本人の中に「この勉強の仕方は△だ」という意識がなく、悪い暗記の仕方という点に無自覚なところが落とし穴です。

頑張っていることは認めつつ、受験勉強としてはNGな暗記の仕方となります。

これで忘れない!!!◎な暗記の仕方

では長期記憶に残って、半年後まで知識を覚えていることができる暗記のコツとは一体どのようなものでしょうか?

それは「印象に残す」ということです。
印象に残すことによって、強固な長期記憶をつくることができるのです。

人間の脳は、「印象に残る=生命の維持に重要な情報!!」というように判断します。
だからこそ、覚えたい知識を印象に残してあげることで、この情報は重要だからしっかり記憶しておこう!というメカニズムが働き、自然に強固な長期記憶として記憶することができるのです。

具体的なやり方を、先ほどと同じ問題を使って説明します。

ア〜オの中から、双子葉類をすべて選びなさい。
ア ソテツ
イ エンドウ
ウ アサガオ
エ サツキ
オ ユリ

この問題の答えはイ・ウ・エでしたね。

この時、「エンドウとアサガオとサツキは双子葉類なのか」と覚えるのは△。ここからさらに、印象に残るようにひと工夫を加えてみます。

朝だけサツキと遠藤は双子。

少し話が逸れますが、そもそもこの覚え方には前提として、となりのトトロに出てくるサツキちゃんとサッカーの遠藤選手を知っていることがあります。
この二人を知らなくても、身近な人に「さつき」や「遠藤」という名前の人がいてもOKです。

いずれにしても、この二人を知っていれば、

「朝だけ双子!?ありえへん!!!」

と、思わずツッコミたくなり、印象に残りやすくなります。

よく生徒には「人には決して言えない自分だけの世界を作って覚えよう」とアドバイスをしているのですが、先程の「朝だけ双子」の覚え方にしても、人に言ったら変に思われるかもしれません。
しかし、暗記をするためには、それぐらい変な方がかえって印象に残っていいのです。印象に残すことができれば、半年後まで覚えていられる可能性が格段に上がります。これが◎な暗記の仕方です。

やっぱり最後は繰り返し回数

i3とはいっても、やはり最後は繰り返し練習した回数がものを言います。いくら印象に残すように覚えても、1回ですべてが暗記できると思ったら大間違いです。

これも記憶のメカニズムとして、何度も出会う情報=生命の維持に重要な情報!として脳は判断します。だからこそ何度も繰り返しやることで、長期記憶にしていくことができます。

印象の残る覚え方 × 繰り返し回数 = 長期記憶

こうした図式で考えてみてください。
どちらかが欠けても長期記憶にはなりません。暗記のコツをつかみながら、繰り返しの努力を怠らないようにしましょう。

まとめ

受験では中学3年間の膨大な量が暗記する範囲になるため、何となく暗記をしていると、半年前に勉強したことを受験当日まで記憶しておくことができません。
半年たっても忘れないようにするためには、「印象に残す」という点に気をつけながら、暗記を進めてみてください。

Top
無料体験
資料請求