勉強の仕方アドバイス

中学生の英語学習で気をつけなければならないことは?


中学生の英語学習で気をつけなければならないことは?

中学生の英語学習で気をつけなければならないことは?

中学生の英語学習で気をつけなければならないことをご説明します。

塾では英語学習についていろいろなご相談をいただきます。特に多いのが「最近英語の点数が下がってきたけど、どこから勉強したらいいか分からない・・・」というお悩みです。
そこで、今回は中学生の英語学習で気をつけなければならないことをまとめました。英語学習には色々な勉強法がありますが、ここでは中学生の英語学習に絞って勉強のコツをお伝えしていきます。

中学生が英語でつまずく原因は?

大きく分けて2つあります。
1.文法が苦手
2.単語を覚えられていない

中学生が英語でつまずく原因を知るためには、まず英語の特徴を知っておかなければなりません。
英語は文法のルールによって単語を並べていく言語です。日本語の場合は「てにをは」と言われる助詞によって文をつくっていくのですが、英語は単語の「並べ方」が重要となります。ですから、

文法が苦手 ⇒ 単語を並べられない ⇒ 文が作れない
単語が覚えられていない ⇒ 並べるものがない ⇒文が作れない

となってしまいます。

例えば、トランプの「七ならべ」を想像してみてください。「七ならべ」のルールを知らなければゲームになりませんよね。ルールを知っていたとしても、手元に出したいカードがなければ、ゲームに参加できません。

英語も七ならべと同じです。文法(ルール)と単語(カード)がなければ文が完成しません。中学生が英語でつまずくのは、文法と単語の力がその学年で求められるレベルに達していない点に原因があります。

中学生はいつ英語学習につまずくの?

あなたが英語を苦手と感じるようになったのはいつ頃からですか?折れ線グラフ

英語を苦手に感じるようになった時期

http://berd.benesse.jp/up_images/research/Teenagers_English_learning_Survey-2014_ALL.pdf
中高生の英語学習に関する実態調査2014 ベネッセ教育総合研究所

ベネッセの調査を見ると、中1の後半〜中2の後半までに英語を苦手と感じる生徒が多いようです。
特に、中1の後半は英語を苦手と感じる生徒がもっとも多くなります。
この時期は1学期に比べて覚える単語が増えてきますし、文法についても3単現の「s」が登場して少し難しくなってきます。苦手と感じる中学生が増えるのも納得です。

英語が苦手になっているか見極めるポイントは?

英語の成績はゆるやかに下がっていくのが一般的です。
なぜそうなるのかというと、英語が「積み上げ科目」と言われるところに理由があります。英語は中学1年生の内容をベースに2年生、3年生の内容を学習します。

英語は「積み上げ科目」

ですから、しっかりと単語や文法が身に付いていなくても、これまでの経験からなんとなく解けてしまうことがあるのです。つい何となくできているからと油断をしていると、「あれ??いつのまにか学校の授業についていけない・・・」なんてことが起こります。
そこで、英語が苦手になっているかどうかを簡単に見極めるポイントをご紹介します。

判断に使うのは定期テスト

英語が苦手になっているかを判断するには、学校の定期テストの答案用紙がベストです。定期テストは誰もが全力で解きますので、その時点での実力がハッキリとわかります。宿題や学校のプリントでも参考にはなりますが、やる気が出なかったり部活で疲れていたりするとやっつけ学習になっているかもしれません。定期テストがオススメです。

単語・スペルミスをチェック

これはテストの答案用紙を見れば一目瞭然ですので判断がしやすいところです。当たり前のことですが、単語が書けなければ文は作れません。
書けなかった単語やスペルミスが5個以上あれば要注意です。
10個以上あればもうすでに学校の授業についていけていない可能性がかなり高いです。英語は積み上げ科目なので一度ついていけなくなると取り返すのに時間がかかってしまいます。早めに対策をしていきましょう。

よくあるスペルミスを以下に挙げておきます。
○sister ×sisutar  ※ローマ字読みをしてしまうパターン
○right ×rait  ※ghをうまく処理できないパターン
○ball ×dall  ※bとdを書き間違えてしまうパターン

疑問文・否定文が書けているかをチェック

よくある定期テストの問題に「以下の文を疑問文になおしなさい」とか「否定文になおしなさい」というパターンがあります。

例えば次のような問題です。
次の英文を疑問文になおしなさい。
Emi goes to the library after school.
答え: Does Emi go to the library after school?

次の英文を否定文になおしなさい。
I listen to music every day.
答え: I don’t listen to music every day.

これができているかどうかは、少々チェックに手間がかかりますが、非常に重要です。なぜなら疑問文や否定文になおす、という問題には文法ルールの「使い分け」の力が求められるからです。最初に触れたように、英語は単語を並べて、文を完成させる言語です。疑問文ならこんなふうに並べる、否定文の場合はこう並べる、とそれぞれ並べ方のルールが決まっています。
文法の苦手な生徒はほとんどの場合、この「使い分け」に苦戦します。裏を返せば、使い分けができるようになればしっかりとした文法力があると言えます。これについては、次の時制のミスについても同じです。

時制のミスをチェック

時制のミスとは、過去の文なのにplayをplayedにしていない、3単元の文なのにplayをplaysにしていない、といったミスのことです。このタイプのミスについては少しならば大目に見てあげてください。1、2個は誰にでもあります。

しかし、それ以上になると黄信号。時制の使い分けを苦手としている可能性があります。この「使い分け」については後ほど「どんなことを勉強したらいいの?」で取り上げます。

どんなことを勉強したらいいの?

中学生が英語学習でつまずく原因は文法と単語の力が不足しているからです。文法と単語を身につけることが、英語を得意になる唯一の方法です。

単語を暗記するポイント

単語を暗記する際のポイントは3つあります。

1.発音と一緒に覚える
単語を覚えるときには、意味とスペルだけではなく発音も一緒に覚えましょう。 カタカナ英語であっても構いません。単語を見て発音できる、ということがとても大切です。読み方がわからないものはなかなか意味を覚えられませんし、スペルも書けるようになりません。発音も一緒に覚えるようにしましょう。

2.見て、覚えて、書く
スペルの練習をする際に注意してほしいのが「見て、覚えて、書く」ということです。よく練習するときに、答えを見ながら練習している人がいます。

例えば、baseballという単語を練習するときに、 baだけ書く ⇒答えを見る ⇒ seを書く⇒ 答えを見る⇒ ballを書く といった具合です。

これではただ写しているだけの作業になってしまいます。写すという作業は頭を使っていないので、結局「何度も練習したのに覚えられない・・・」といったことが起こります。これではせっかくの努力がムダになってしまいます。

3.自分でテストをする
何度も練習をして「単語を覚えてきたかな?」思ったら自分でテストをしてみましょう。べて完璧に覚えていたつもりでも、実際にテストをしてみると「あれ!?なんだっけ??」と忘れている単語があったり、正しくスペルが書けなかったりします。
テストをすることで、まだ完璧に覚えていなかったところを発見することができます。ミスをしたところは覚えなおしてもう一度テストをしてみましょう。何度もテストを繰り返していくことで、完璧に近づいていきます。

文法を勉強する際のポイント

文法と一言で言っても、文法のルールはたくさんあります。その中でも優先順位の高いもの、高くないものがあります。サッカーでは「手を使ってはいけない」というルールがありますが、このルールを知らなければサッカーになりません。
英語も同じで、まずは「このルールを知らなければ英語にならない!」というルールを身につけていくことが大切です。
以下では、まず身につけるべき3つの文法についてご紹介していきます。

1.be動詞と一般動詞 英語の文は主語+動詞でできていますが、この動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類があります。大まかに言うと、be動詞は「〜です」という意味で、一般動詞は「食べる、使う、勉強する」などのように動きを表す動詞のことです。
この2種類の動詞によって、単語の並べ方のルールが変わります。具体的な話は避けますが、be動詞の場合はこんなふうに単語を並べる、一般動詞の場合はこんなふうに単語を並べる、といった具合にそれぞれ並べ方のルールがあります。
英語は単語を並べて、文を完成させていく言語なので、それぞれの並べ方のルールを覚えていきましょう。

7.肯定文・疑問文・否定文 英語の文は大きく3種類に分けられます。「肯定文」「疑問文」「否定文」です。この文の種類によって、単語の並べ方が変わってきます。be動詞と一般動詞の使い分けと同様に、こちらもそれぞれの並べ方のルールをしっかりと身につけておく必要があります。

3.時制 英語の文には「現在形」「過去形」「未来の文」というように、その文が表す「時」によって動詞のかたちが変わるというルールがあります。こちらは並べ方ではなく、動詞のかたちが少し変化します。それぞれの変化のかたちを覚えておきましょう。

文法ルールの使い分け

ここまで基本となる文法を3つ取り上げてきましたが、ここで薄々お気づきの方もいるかもしれません。使い分けが大変なのです。実際に文をつくるときには、文法のルールを組み合わせて文を完成させます。

基本の文法だけでも12パターン(be動詞,一般動詞,肯定文,疑問文,否定文,現在形,過去形,未来の文)

基本中の基本となる文法だけでも、2×3×3=12パターンあります。

いくつか文例を挙げてみます。
I am from Osaka.(わたしは大阪出身です。)
⇒ be動詞 × 肯定文 × 現在形

Were you in the park? (あなたは公園にいましたか。)
⇒ be動詞 × 疑問文 × 過去形

Will you go to the library? (あなたは図書館に行くつもりですか。)
⇒ 一般動詞 × 疑問文 × 未来形

I will not go to the library. (わたしは図書館に行くつもりはありません。)
⇒ 一般動詞 × 否定文 × 未来形

ここからさらに細かいルールが加えられていくわけですから、「文法は難しい」と感じるのは当然かもしれません。ですので、一気に全部の文法ルールを覚える必要はありません。
まずは上記の12パターンをしっかりと身につけていきましょう。これさえ覚えれば文の骨格は完成しています。「できる!」という手応えが感じられると思います。

中学生の英語学習で周りの人が気をつけるべきこと

ここからは中学生の英語学習をサポートする際に、周りの人が気をつけるべきことをお伝えします。

英語ができるようになるには少し時間がかかる
一般に英語の成績が上がるのは、他の科目に比べて時間がかかります。一方で一度成績が上がると、上がったところでキープできる、という傾向があります。
数学のように、公式を覚えれば一瞬でできるようになる、といったことは起こりません。社会のように、暗記すればしただけ点数が取れる、といったことも起こりません。
それは英語が言語であるからです。英語は単語と文法が複雑に絡み合っています。 例えば、yesterdayという単語を知らなければ、「過去のことだ!」と分かりません。過去と判断できなければ、過去形の文法ルールを使えません。英語は単語と文法のどちらか一方だけできても、すぐには点数に結びつかない科目なのです。

なかなか点数が伸びないとどうしても不安になってきますが、ご本人が頑張っていれば着実に力はついています。単語力と文法力の歯車がかみ合ったとき、はじめて点数に結びついてきます。
ちょうどバケツに水を貯めているのと同じです。コツコツと勉強を続けていれば、いずれバケツから水が溢れ出します。

周囲から何をしてあげられるか?

このことを理解した上で、周りの人に何ができるか?を考えたとき、もっとも重要なことが「いかに本人のやる気をキープしてあげられるか」です。
英語の勉強は中学生にとってとてもハードです。単語は暗記しないといけない、文法ルールを覚えないといけない、文法ルールを使い分けないといけない、といったように、やるべきことがたくさんあります。そもそも苦手な科目であればやる気もでません。ですから、周囲の人は本人が勉強をつづけていけるような声かけが大切なのです。
「がんばったなぁ!」という周囲の一言が「次もがんばろう!」という本人のやる気につながります。

勉強をするための環境も大切

英語学習は結果が出るまでに時間がかかりますが、勉強を続けていけば必ず点数に結びついてきます。そのために、本人が勉強を継続する仕組みをつくることが大切です。例えば、
ご飯を食べたあと30分は単語の勉強をする
お風呂に入ったあと30分は文法の勉強をする
など毎日必ずやることの前後に学習時間をつくるのがオススメです。最初は大変かもしれませんが、継続することで習慣となってきます。勉強の習慣がつけば、あとは結果が出るのを待つだけです。

まとめ

中学生が英語学習でつまずいてしまうのは「単語」と「文法」がその学年で求められるレベルに達していないことが原因です。
英語学習は結果が出るまでに少し時間がかかりますが、「単語」と「文法」の力がつけば必ず点数に結びついてきます。ですから中学生の英語学習では、結果が出るその時まで、本人が英語学習を続けていける仕組みをつくることが大切です。
どうやって勉強するのかは、単語と文法を勉強するポイントを参考にしてみてください。

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