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高校選びと偏差値の関係について(令和2年7月更新)

恐怖!ママの壁ドン

高校選びと偏差値の関係について

 

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高校選びをする際に、無視して通れないのが「偏差値」です。
特に、受験生のお子さんを持つお母さんにとっては気になるワードであり、“高校のレベルに関する数字”というおおまかな認識はお持ちかと思います。

偏差値とは、どういったものなのか。偏差値と高校選びはどう関係してくるのか。
また、偏差値を上げるためにはどうすればいいのか。具体的にわかりやすくご紹介します。

そもそも「偏差値」って?

偏差値とは、ある集団における位置を表した数値のことです。
ある集団とは、「共通のテスト(模試など)を受けた集団」という意味です。
つまり、「ウチの子の偏差値は45だ」「枚方高校の偏差値は51だ」といった言葉を用いる時には、
その前に“〇〇というテストにおける”という言葉が必ず必要
なのです。

インターネット上で「高校偏差値ランキング」のようなページはたくさんありますが、 “〇〇というテストにおける”という部分がなく、
まるで偏差値が「絶対的・客観的評価」であるかのように羅列されている事があります。
そういったネットを見た保護者様と実際に塾でお話をすると、偏差値について大きな誤解をされているケースが過去に何度もありました。
中には正しい情報もあるかも知れませんが、基本的にネットでの偏差値情報は鵜呑みにしない方がよいでしょう。

また“〇〇というテストにおける”の〇〇に入るものに関して、大阪においては五ッ木書房の模擬テストが主流です。
滋賀県においては「大阪進研のVもし」、奈良県なら「藤井書房の模試」など、主流となる模試が地域によって異なります。
また、難易度も模試によって異なりますので、「子供にどの模試を受けさせればいいの?」と、悩むようであれば学校の先生や塾などに相談すると良いでしょう。

五ツ木の模試ってどんなもの?

五ッ木書房の模試は、近畿圏内で大規模に実施されるもので、高校受験を目指す中学生にとっては、模試の“代名詞的存在”です。
 50年の歴史があり、受験者数の多さ(延べ約17万人)が魅力です。
偏差値とはある集団における位置を表した数値のことです。
出来るだけ大きい集団におけるお子さんの位置がわかる方が、当然有益と言えます。

偏差値は50が“平均点”という意味。…でも?!

五ッ木の偏差値について、具体的に見ていきます。

例えばお子さんの五ッ木の偏差値結果が「50」だったとします。(各教科で偏差値は出ますが、とりあえず英語・数学・国語・理科・社会の5科目合計での偏差値とします。)
これはお子さんが、「今回の五ツ木模試における平均点を取った」という意味になります。
これだけでも、覚えておくと基準になるかと思います。

 

偏差値50未満=平均点より低かった
偏差値が50=平均点
偏差値50超え=平均点より高かった

 

五ッ木模試で枚方高校の偏差値は、約51です。
すると、お母さんによっては「枚方高校の偏差値は51…ということは平均点くらい…。
なんだ、そんなにレベル高くないのかな?」と思われるかもしれません。

しかし、五ッ木模試は中学校の定期テストより難しいということを忘れてはいけません。
五ッ木模試で平均点を取ることは、それほどラクではないのです。
一概には言えませんが、中学校の定期テストで平均点を取っている生徒が五ッ木の模試を受けると、偏差値は45±2くらいになることが多いです。
逆に、五ッ木偏差値が50くらいの生徒というのは、中学校の定期テストで平均点を各科目で10点以上、上回っている生徒であることが多いです。

また、中学校のテストで言えば、実力テストの方が、五ッ木模試と成績が連動します。
定期テストは出題範囲が限定されています。しかし実力テストは“これまで習った全て”が範囲であり、五ッ木模試とはその点が共通しています。
もし五ッ木模試で成績を上げたければ、中学校の実力テストの成績を上げることを考えて動けば、うまくいきます。
目安を挙げると、実力テストで平均点を取る生徒の五ッ木偏差値は47±2くらいです。

(※枚方の平均的な中学校に関しての話です。定期テストの難易度が特異な中学校においてはこの限りではありません。)

偏差値別に見た高校卒業後の進路は?

次に偏差値と、高校卒業後の進路について考えてみたいと思います。

だいたいどこの地域でも、「〇〇高校ならば、△△大学あたりに行けるだろう」といった、暗黙の了解(?)のようなものがあります。
枚方の周辺で言えば、以下のようなものです。

 

「寝屋川高校(五ッ木偏差値60)なら、国公立大学に行けるだろう」
「牧野高校(五ッ木偏差値55)なら、関関同立くらいには行けるだろう」
「枚方高校(五ッ木偏差値51)なら、産近甲龍くらいには行けるだろう」

 

もしお子さんが、こういった“なんとなくの楽観視”を高校一年生の時からしてしまうようだと、非常にキケンです。
確かに、上記の通りの進路を進む生徒達はいます。
しかしそれは卒業生のうち6人~8人に1人くらいの上位であって、本当に上記のような進路を目指すのであれば、気を抜くことは全く出来ません。

 

逆に、枚方高校よりも偏差値の低い高校から、その後の頑張り次第で関関同立レベルに進学することも、もちろん不可能ではありません。
結局は勉強に対してどれだけ真剣に取り組むか、その姿勢が高校でどこまで持てるか、なのです。

 

…とはいっても、やはり、高校の偏差値と卒業後の進路に、ある程度の相関は存在します。
高校の偏差値と卒業後の進路にもし関係があるとすれば、その理由は一点だけ、“自分を変える事が出来る人間が少ない”ということでしょうか。
中学生の時に必死で勉強を頑張れた生徒は、高校でも頑張れる可能性は高いです。
中学生の時に勉強に対して諦めてしまった生徒は、高校で巻き返そうとしても、また諦めてしまう可能性が高くなるでしょう。

偏差値が高い高校に入学することは難しい?

偏差値が高い高校(例えば五ッ木偏差値で60以上)に入学する事は、難しいことなのでしょうか。
それを判断する為に、まず、一つの基準を持つことをオススメします。
それは、中学校の定期テストで400点をとれているかどうかです。

中学生が定期テストで点数を取れていない共通パターンとその解決法

先ほど、五ッ木模試は中学校の定期テストよりも難しいと言いました。
しかし考えてみると、難しくなるという条件が同じなら、中学校の定期テストで平均点を取っていれば、五ッ木の模試でも平均点(=偏差値50)を取れそうなものです。
ではなぜ中学校で平均点を取れていても、五ツ木の模試では平均点を取ることが難しいのでしょうか。
答えは単純で、中学校の定期テストレベル以上の問題を正解する人達の点数が、五ッ木模試の平均点を引き上げているからです。
これはつまり、五ッ木模試で偏差値が60以上の高校になってくると、中学校の定期テストレベルでは学力が測れない生徒が対象になってくるということを意味します。
その基準が、中学校の定期テスト400点なのです。

 

 

中学校の定期テストで400点を取れていない状態では、偏差値が60以上の高校に入学できる可能性はゼロに近いです。
 また逆に、中学校の定期テストで400点をとっていたとしても、偏差値が60以上の高校に入学できるかどうかは、別問題です。
定期テストが400点の生徒の中でも、応用問題への対応力や、計算のスピードと正確性初見の文章に対する読解力など、
定期テストでは測れない部分で、大きな差が出るのです。

また、5科目合計で400点を取っていても、極端な苦手科目がある場合は、厳しい戦いとなります。(例えば90点・90点・85点・85点・50点など。)
入試の最も安定した戦い方とは、“どの教科も、まず基礎で点を稼ぐ”です。
定期テストレベルでの基礎が解けないと、それだけで入試本番でのハンデが確定してしまいます。

 

偏差値が高い高校に入学することは難しいかどうか。
それに対する答えは、少なくとも“中学校の定期テストで400点をとれていないと難しい”です。これが大前提であり、まずはこれを達成すべきです。
もしお子さんを偏差値の高い高校に進学させたいのであれば、まず中学校の定期テストで400点を取れるようにすること。
それだけに焦点を絞ることをオススメします。
高校入試に対して早くから意識をすることは良いことですが、いたずらに焦って、勉強の優先順位を間違えると伸びは悪くなります。

偏差値は上がりますか?

勉強をすれば、偏差値はもちろん上がります。
 しかし “勉強をすれば、偏差値が上がる可能性が上がる”くらいに捉えた方がよいでしょう。
なぜならば偏差値は「相対評価」だからです。「相対評価」は言い換えると「周りと比べてどうか」です。
もしお子さんが五ッ木模試に向けて勉強をして能力を上げたとしても、
同じ五ッ木模試を受ける他の中学生がそれを上回る勉強をしていれば、お子さんの偏差値は下がるのです。
つまりは、偏差値を絶対に上げる方法というものはなく、偏差値が上がる可能性をどこまで上げられるか、ということになります。

…とはいえ、いったいどれくらい点数を上げれば偏差値が上がるのか、全く目安がないのも頑張る意欲に関係するかも知れません。

 

ある科目の偏差値を1上げたい → その教科を5点上げる

 

本当にざっくりですが、これくらいが目安です。
ただ、5科目全てにおいて+5点(25点アップ)すれば単純に5科目偏差値が5上がるのかと言えば、そうではありません。
五科目で25点アップなら、偏差値のアップは3くらいです。

 

5科目偏差値を3上げたい → 5科目合計を25点上げる

 

 一科目につき5点アップさせるのであれば、うっかりミスを数問なくすだけでクリアできます。まずは獲れる問題を落とさないことが重要です。

 また、偏差値を上げる為に“各偏差値に何人が該当するのか”について、知っておくと良いかも知れません。
イメージがしやすいように一クラス(40人)の換算にしました。
偏差値と人数の割合

 上記の表を見ると偏差値45の生徒が偏差値50を目指すことは「6人の集団から抜け、8人の集団に入ること」を意味します。
…余談ですが、中学生に「今より人数が多い集団に入ると考えたら、出来そうな気せえへん?」と言うと少しだけやる気が増します(笑)。
塾にとって、中学生に“出来そう”と思って勉強に取り組んでもらうことは大事です。
もしお子さんの偏差値が50未満であれば、是非お声掛けの参考にしてみてください。

枚方市駅から1時間で行ける公立高校の偏差値を教えてください。

 例として枚方市駅から1時間程度で行ける公立高校(普通科・総合選択制のみ)の中からご紹介します。

偏差値は五ッ木模試のもの(令和2年度版)です。

偏差値70~60 偏差値59~51 偏差値50~45 偏差値44~40
北野高校 71 清水谷高校 57 旭高校 50 門真なみはや高校 44

天王寺高校

70 夕陽丘高校 56 阿倍野高校 49 桜宮高校 43
茨木高校 67 牧野高校 55 高槻北高校 49 港高校 43
春日丘高校 67 大阪市立高校 54 香里丘高校 48 北かわち皐ケ丘高校 42
大手前高校 66 山田高校 53 交野高校 45 長尾高校 42
高津高校 65 布施高校 52 汎愛高校 41
四條畷高校 64 枚方高校 51 枚方なぎさ高校 40
寝屋川高校 60

 

偏差値39~
大冠高校 39 野崎高校 32
枚方津田高校 39 茨田高校 31
緑風冠高校 39
西寝屋川高校 37
北摂つばさ高校 37
守口東高校 37
門真西高校 34
島本高校 34

 (同じ偏差値は50音順)

お母さんが偏差値というものを正しく理解することは、お子さんの受験に対する効率的なフォローに繋がります。

最後に

最後に大切なお話があります。
それは、「偏差値だけを高校選びの基準にしてはいけない」ということです。
高校選びで最も大切なことは、長い目で見たときに高校時代に何をしたいのか、という視点です。

失敗しない高校選びに関しては、失敗しない高校選びのために、気をつけるべき7つのポイントのコラムもご参照ください。

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