勉強の仕方アドバイス

効果的な学習方法をお教えします!


効果的な学習方法をお教えします!

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■家庭学習を効果的にするにはどうしたらいいですか?

家庭学習について、保護者の方から度々ご相談を受けますが、その多くが以下の2パターンのどちらかに当てはまります。

□家で子どもが全然勉強しない
□家で勉強はしているが、全然成績が伸びない

圧倒的に多いのは、子どもが全然勉強していないパターンです。
親としては、ついつい「勉強しなさい」と言いたくなるものだと思います。しかし、そう言ったところで、子どもは言うとおりに勉強しないのが現実です。
また、勉強しているけれど結果に繋がらず、途方に暮れている方も多いと思います。そこで今回は、家庭学習を効果的にする方法をご紹介します。

■家庭学習の基本の流れは?

まず、家庭学習をするにあたって基本の流れは以下の3つです。

①予習
②学校の授業
③復習

予習をし、学校の授業を受け、後で復習をする。家庭学習がうまくいかない場合、これのどこかに問題があります。

「家で子どもが全然勉強しない」パターンの場合は、少なくとも①と③ができていない。あるいは①②③全てができていない状態です。②ができていないとは、「学校の授業がさっぱり分からない」状態を指します。
「家で勉強はしているが、全然成績が伸びない」パターンの場合は、①と③のどちらかが抜けているか、①と③のやり方に問題があります(特に③が重要)

■「勉強しなさい」は逆効果

家庭学習のやり方の前に、子どもに言ってはいけないNGワードがあります。それが「勉強しなさい」です。そう言ったところで効果は望めません。

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理由は大きく2点あります。

①子どもの心理的メカニズム
②勉強のしかたが分からない

①子どもの心理的メカニズム

まず考えてみてください。

子どもは勉強が好きですか?嫌いですか?

実際、嫌いという意見が大多数なはずです。「嫌いなこと」を、「勉強しなさい」と命令形で言われ反発する。人間として、ごく当たり前の反応です。

また、子どもは頭の中では、勉強しなければいけないことは分かっています。「分かっていること」を、「勉強しなさい」と命令形で言われ反発する。これも、ごく当たり前の反応です。

しかも思春期の時期ですよ? 
ただでさえ、精神的に不安定な時期に、強制させるような言葉は、反発を生むだけです。

さらに言えば、「勉強しなさい」の言葉に内在する、その意図への反発かもしれません。
「勉強する=将来に役立つ」
確かにそうですが、子どもがそれを実感することは実際難しいと思います。

最も反発を生むのは、「親が世間体を気にしている」「親の見栄・プライド」といった、子ども目線ではないモノです。はっきり言葉で表現できなくても、そういった大人の裏の感情を子どもは鋭く察知するものです。

②勉強のしかたが分からない

いたってシンプルな理由です。子供の心理的メカニズムは横に置いたとして、勉強のしかたが分からないのに、勉強のしようがありません。よって、やり方を教えてあげればよいのです。
家庭学習の流れを再度確認します。

①予習
②学校の授業
③復習

①予習と、③復習についての方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

■予習ってどうすればいいの?

まずは、教科書をよく読むことから始めましょう。
基本的に学校の授業は教科書ページ順に進んでいきますから、今習っている単元さえ分かれば、次はどの単元に進むかは分かります。
その箇所をよく読みましょう。

勉強習慣がまだ身についていないのであれば、内容の理解度は別として、まず教科書を読むだけで良いです。当然、書いてある内容を理解し、問題の解き方も分かれば良いのですが、そう簡単にはいかないのが実情だと思います。
笑い話ではなく、そもそも教科書に書いてある漢字が読めないということもありえるのです。

よって最初は、どんなことをするのかの情報だけでも頭に入れておけばOKです。

例えば数学で、「三角形の合同条件」を学校で習う時期と仮定します。

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学校の教科書には、以下のような内容が載っています。

合同とは、ぴったり重ね合わせることのできる図形
【合同条件は3つある】

  • 3組の辺が、それぞれ等しいとき
  • 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいとき
  • 1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいとき

 

上記の情報だけでも頭に入れて、授業に臨むかどうかだけでも差は生まれます。
以下を、学校の授業中と仮定してご覧ください。

【情報を事前に入れた場合の、授業中の思考】
(例)
今から図形の合同の単元をするんだな
⇒合同条件って書いてあったけど、それの説明を先生がし始めたぞ。
⇒「3組の辺が~と、2組の辺とその間の~」 よし、それは分かるぞ。
⇒両端の角の意味が、読んでいてよく分からなかったんだよな。
 (先生の説明をよく聞いておこう)
⇒合同条件って、そういうことか!

【情報を事前に入れてない場合の、授業中の思考】
(例)
今から何の勉強するんだろう?
  ⇒図形か。合同ってどんな意味だっけ?
  ⇒ぴったり重ね合わさる図形のことか。
  ⇒次に、合同条件?何それ。

  ⇒両端(りょうたん)?両端(りょうはし)じゃないの?

ちょっと極端に書きましたが、情報を事前に入れていない場合、先生の説明の理解をしていくのに遅れが出ます。
へたをすれば、途中から完全に追いつかなくなり、授業が分からなくなります。なので、教科書をしっかり読むだけでも、十分立派な予習になるのです。

■復習ってどうすればいいの?

まず、復習はできる限り早くしましょう。
そもそも人間の脳は、初めから全てを長期間記憶しておくことができません。
学校で学習したことは、その夜の内に復習しましょう。公式や言葉であれば、見直して暗記しましょう。また、授業中に解いた問題を、もう1度解きなおしてみましょう。

初めは、短時間からで構いません。
習慣化させるためには、まずは5分間からでも、本人が、これならできるという範囲で継続させることが重要です。
先ほどの、三角形の合同条件であれば、3つ言えるかどうかの確認だけでも良いのです。

家で勉強はしているが、全然成績が伸びないという場合、この復習が疎かになっている可能性があります。
予習も大事ですが、復習の方がより大事です。復習は、まだ定着できていないことを習得し、できなかった問題をできるようにしていく行為だからです。単純な話、できなかった問題を、できる問題に変えていけば、点数は上がります。できない問題ができないままだから、点数が伸びないのです。

■家庭学習にかける時間は?

どれくらい家庭学習に時間をかけるかは、完全に個人の状況によりますので一概には言えません。
ベネッセの調査によると、中学生(中2)の平均家庭学習時間は、87分だそうです。対象を中2としているのは、中3は受験勉強があることを考えると、中学生のリアルな勉強時間を調査したかったのだろう意図を感じます。

ただし、これは学習塾や家庭教師などでの勉強時間も含む数値のようです。
正直、塾の勉強時間を、家庭学習として含めるのには疑問があります。例えば、個別指導塾であれば1コマ80分~90分ですから、あっという間に平均値になってしまいます。
よって、実際の純粋な家庭学習時間は、ほとんどないに等しいのではないか、と思います。

繰り返しになりますが、勉強は継続しなければ意味がありませんので、本人ができる範囲で、5分からでも習慣化していくべきです。
調査の87分をそのまま鵜呑みにし、それ位は勉強しないといけないと、子どもに一律に強要してしまうのは間違いです。
習慣化していない状態から、いきなり約1時間30分も毎日勉強し続けていくことは相当困難だということを知っておきましょう。

■家庭学習の効率を上げるには?

【暗記モノに取り組む】

家庭学習は基本的に自分一人で取り組むことになります。
この場合、効率を落とす主な要因が、「内容や解き方が分からない」です。
問題に取り組んでいると、解き方が分からない問題は必然的に出てきます。分からなくなると、やる気に直接的に影響を与えます。やる気がなくなってくると、ダラダラしてしまったり、最悪の場合、勉強そのものを放棄することになりかねません。

よって、家庭学習は、暗記を中心に行うと良い どの科目にも、暗記しなければいけない項目が必ずあります。

英語⇒単語
数学⇒公式
国語⇒漢字
理科⇒全般(計算以外)
社会⇒全般

解法うんぬんではなく、暗記さえすればテストで活かせますので効果的です。
暗記すれば解決できるものであれば、分からない問題でつまずくリスクはかなり防ぐことができます。

【ノートをまとめることは非効率】

noteこれは、家で勉強はしているが、全然成績が伸びないタイプに多くみられる傾向です。
ノートをキレイにまとめるのに一生懸命な子です。その行為自体は決して悪いことではないのですが、かなり非効率な勉強法です。

確かにノートをまとめれば、暗記しなければいけない公式や用語が明確になって分かりやすいかもしれませんが、問題は時間です。
ノートをキレイにまとめるだけで、莫大な時間がかかります。
これを例えばテスト前にしてしまった場合、ノートをまとめるだけで終わってしまいます。「ノートをまとめる=テスト勉強」ではありません。ノートをまとめることと、問題を解けるかどうかは別問題だからです。

【できないところを見つける】

上述したような、ノートをまとめることを中心にしていた子は、他に何をすれば良いのか悩むと思います。
こればどんな場合でも当てはまることですが、まずできないところを見つけましょう。できないところを見つけて、できるようにする。それがシンプルかつ効率的な学習法です。
それがもし、暗記だけで解決するものであれば、覚えれば終わりです。やりかたは分かるけど、ケアレスミスをしてしまうのであれば、反復練習が必要です。その間違えた問題を何度もやり直せば、いずれ定着します。
家庭学習する上で、後回しでもよいものは、考えても分からない問題です。

■分からない時はどうすればよいですか?

とは言え、例えば学校の宿題をする時に、解き方を知りたいこともあるでしょう。
最近では、インターネット上に勉強に役立つサイトがたくさんあります。勉強サイトの活用方法もありますし、自分で調べるという行為も勉強の内です。
塾に通っていれば、塾の先生に聞けばすぐ解決するかもしれませんが、どちらにしてもまずは自分でしっかり調べて考えてみることが大切です。思考力を鍛えることも自立学習の力を養うために必要です。

■まとめ

家庭学習については、まず習慣化ができていない問題を抱えている方が多いと思います。
まずは焦らず、予習と復習を簡単なことから始めてみてください。少しずつ学習時間を増やすことができてきたら、それに比例して取り組める予習や復習の量も増えます。
家庭学習は一日にして成らず。まずはできることから始めましょう。

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